'09年に全世界で大ヒットを記録した映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」のブルーレイ&DVD発売記念イベントが27日、東京・お台場ヴィーナスフォートで行われ、世界にたった2体しかないというマイケル・ジャクソン等身大フィギュアが登場。イベントゲストには、マイケル・ジャクソンが最後に認めた女性ギタリストで、同映画でも共演しているオリアンティが出席した。
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」ブルーレイ&DVDには、映像特典としてマイケルの“カムバックにかける想い”や“スタッフが語るマイケル・ジャクソン”、“ダンサーのオーディション風景”などを収録。さらにブルーレイ版では「スリラー」「スムーズ・クリミナル」のショートフィルムなどの豪華特典映像も楽しめる内容となっている。
今回初来日となったマイケル・ジャクソンの等身大フィギュアは、世界中の著名人や歴史上の人物のフィギュアを制作・展示しているマダム・タッソー・ミュージアムが制作。'89年に採寸したサイズを基にポスターや写真を参考にし、約3カ月間の制作期間と30万ドルの制作費が費やされた。マダム・タッソー・ミュージアムの大ファンだったという生前のマイケルも、完成を楽しみにしていたという。マイケルの等身大フィギュアが登場すると、その精巧な作りに会場はまるでマイケル本人が現れたかのような盛り上がりを見せ、詰め掛けたファンからは歓声とともに「マイコー!」という掛け声が上がった。
続いて会場に「Black Or White」のイントロが流れると、オリアンティが『THIS IS IT』の劇中でも使用したギターを引っ提げて登場し、ギタープレイを披露。このギターはマイケル自身もとても気に入っていたそうで、オリアンティは“MJ”と名付けたという。オリアンティは、マイケルとの仕事について、「全力を尽くすというのは当然のことですが、マイケルもまさしくそういう人でした。とにかく楽しんでやれと言われ、あの3カ月の経験は確実に今後の自分に反映されると思います」と語った。また、「マイケルに『もっと高く!高く!』 と言われ、果たして自分もマイケルの声のように高い音が出せるのかと思いながらギターを弾いた」と印象深いエピソードも。
最後に、今回のブルーレイ&DVD化を待ちわびたファンに向けて、「リハーサルでは常にカメラが回っていたので、ふとした瞬間にいろんなものに気付いていただけると思います。マイケルもほとんどずっとその場にいたので、彼がどれだけこのツアーに対して思い入れがあったかを分かっていただけると思います」とメッセージを述べ、会場全体がキング・オブ・ポップへ思いをはせる中、イベントは幕を閉じた。
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