――映画といえば、棚橋選手も来年公開の映画「パパはわるものチャンピオン」で主演を務められていますね。悪役レスラーの役ですが、本業のプロレスは生かされましたか?
棚橋:プロレスラーの映画だというふうに見られたくなかったので、早い段階から演技レッスンをお願いしました。演技レッスンのまま、夏の「G1 CLIMAX 27」という一番過酷な試合に突入して、中1日でクランクインしました。
――すごいハードスケジュールですね! 今回の映画のために、長かった髪を切られたそうですが…。
棚橋:8月13日に「G1」が終わって、15日がクランクインだったので、14日に髪を切りに行きました。10年間金髪でロン毛でしたが、いいパパ役なのでバッサリ切りました。初めていろいろな役者さんと共演させていただいて、(演技の)うまい役者さんに引っ張られるというのが、初めての経験でした。
――母親役の木村佳乃さんは、ついこの前まで「ひよっこ」(NHK総合ほか)にも出ていらっしゃいましたが、どんな方でしたか?
棚橋:昭和51年生まれで、同級生だったんです。すごく気さくな方で、しかも、すごくフレンドリーで、それは「好きになるわー」と思いましたね(笑)。
――撮影中の思い出に残るエピソードはありますか?
棚橋:1番最後のシーンが寺田心くんと一緒だったんです。オールアップして、花束をもらって、「ありがとうございました!」とちゃんとあいさつをする9歳の心くんを見て、ボロボロ涙していましたね。前日から「泣くかな」とは思っていたんですけどね。「これだけ何も話せないほどに泣いたのは、アイドル以来です」って監督補に言われました(笑)。一生懸命生きてきて、40歳にして、まだこんなに一生懸命できることがあったんだ」とうれしかったです。
――そんな心くんとは、現場でどんなお話をされましたか?
棚橋:すごく人懐っこい子でしたので、普段から「パパ、パパ!」と言ってくれて、一緒にいる時間も多かったので、演技も自然な感じでできました。
――今後、また演技をされたいですか? 昨年は映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ―」にも出演されましたが…。
棚橋:いやー、素人なんで(笑)。もう一度「オーズ」を1話から見て勉強します!
渡部:いやいや(照れ笑)。
――本日せっかくの初共演なので、最後にお互いの印象などをお願いします!
棚橋:渡部さんは、映司でしたね。つくっていない感じ。人となりが、そのまま映像になっている感じがしました。映司に会えた気がして、うれしかったです!
渡部:こちらこそ光栄です! ずっとヒーローをやっていらっしゃるので。ライダーとプロレスという観点から、今の世の中、暗くなりがちなことも多いと思いますので、2大ヒーローが盛り上げていくというつもりで頑張っていきたいと思います。これからも、よろしくお願いします!
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