映画初出演で初主演!AKB48田野優花「一番大変だったのはラップバトル」

2017/10/16 17:00 配信

アイドル インタビュー

AKB48に憧れるひとりの女子大生が、1991年“アイドル冬の時代”になぜかタイムスリップ! そこで若き両親の恋仲を取り持つため、大学内でアイドルグループ・AGS16を結成するという“タイムスリップラブコメ”ムービー「リンキング・ラブ」が、10月28日に公開となる。同作で映画初出演にして初主演を務める、AKB48の田野優花に話を聞いた。

「初めて試写を見たときの記憶がなくて」


田野優花撮影=大川晋児


――初主演作が間もなく公開になります。スクリーン上の自分は、どう映ってました?

「それが、初めて試写を見たときの記憶があまりなくて…」

――記憶が…!?

「主役を演じる自分を見るのが楽しみではありつつ、一方でちゃんとできているのか、不安な気持ちもあったりして。だから、あまり頭に入ってこなかったんです」

――試写で拝見したところ、ナンセンスな要素もあるコメディで、楽しく見られました!

「ありがとうございます。私のことは置いておいて(笑)、作品としてはすごく面白かったです。なんていうんだろう、“狙いに来ている面白さ”だなとも思ったり」

――あはは、金子修介監督の思惑通りというわけですね。監督からは初顔合わせのときに何か言われましたか?

「『そのままだね!』って。私に内緒で(AKB48)劇場公演を見にいらっしゃったそうなんですよ。普通に関係者席に座って…。聞いてびっくりしました」

――監督は「美青年オタク監督だった」と自称するぐらい、往年のアイドルが好きだったそうで。そのせいもあってか劇中には、実在したアイドルグループ・CoCoとribbonをもじった“ココリボーン”が出てきたりしますよね。

「CoCo、ribbonは世代的に知らなかったんですけど、私、昔の音楽にはかなり興味があって、テレビで“懐かしの音楽特集”とかやってたら絶対見ちゃうほうなんです。もともと両親が音楽好きで、お父さんが経営しているライブハウスへお母さんに連れて行かれたりして。その影響で『なごり雪』はカラオケに行ったら、絶対歌います! 劇中に出てくる音楽の雰囲気も懐かしい感じがして、いいなぁって」

――おお、今回の役どころには適任だったのかも!? では撮影を振り返ってもらって、一番大変だったのは何でしょうか?

「ラップですね(即答)」

――やっぱり! 田野さん演じる美唯がいきなりラップバトルを始めるから、いったいどんな話なんだ!?って混乱しました。

「私も、最初台本を読んだとき『え~っ!!』って思いました(笑)」

――ラップの経験は?

「ないです! でも初めてのことに挑戦することは好きなんですよ。それに、ラップを身につける機会ってそうないじゃないですか? だからいいチャンスだなとも思いました」

――どのように練習をしました?

「ラッパーの方が歌ったサンプルを頂いて、それを聞いて自分で歌ってみる…の繰り返しでした。ラップの歌詞ってなかなか頭に入ってこなくて。それにリズムが決まってるから、歌っていても急かされているような気分になって。『次なんだっけ? 次なんだっけ?』みたいに」

――じゃあラップバトルと比べたら、AGS16として歌うシーンは比較的楽だったんじゃないですか?

「そうかもしれないですね(笑)。全部AKB48の曲で、公演やライブでやったことある曲ですし」