ことしで25周年!“ミュージカル アニー”が長年愛される理由とは…!?

2010/02/02 19:52 配信

芸能一般

フレッシュな2人をベテラン個性派役者がサポート!

4月24日から始まる「丸美屋食品ミュージカル『アニー』」の制作発表が、1月27日、都内で行われ、約9000人の応募者の中から選ばれたアニー役(Wキャスト)の中原櫻乃、澤田真里愛、ウォーバックス役の目黒祐樹、ルースター役の水谷あつし、リリー役の太田彩乃、ミス・ハニガン役の森口博子が登壇した。

同作は、ハロルド・グレイが新聞連載をした漫画をもとに、'77年アメリカのブロードウェイで誕生したミュージカル。開幕と同時に大きな反響を呼び、アメリカ演劇界最高峰のトニー賞でも7部門を受賞。'83年まで、2377回に及ぶロングラン公演を記録した。

日本での初演は'86年で、親しみやすい音楽や明るく楽しいショーシーンで多くの観客を魅了してきた。以来、毎年新しい子供たちを迎えて上演を続け、ことしで25周年を迎える。

舞台は、家も仕事もない人であふれる大恐慌直後の真冬のニューヨーク。11歳の少女アニーは、10年前に孤児院に置き去りにされたにもかかわらず、いつか両親が迎えに来てくれると信じ、元気いっぱいに暮らしていた。そんなある日、大富豪のウォーバックスの秘書に見初められ、アニーはウォーバックス邸で2週間過ごすこととなる。前向きなアニーに孤独な心を癒されたウォーバックスは、アニーを養女にしたいと考えるが、アニーは両親と暮らす夢をあきらめない。ウォーバックスは懸賞金を懸けて彼女の両親を捜し始める。

どんなアニーを目指しているか聞かれると、中原は「見に来てくれる人たちが元気になるようなアニーになりたいです!」と答え、澤田も「キラキラ輝く天使のようなアニーになりたいです!」と笑顔いっぱいに答えた。

5年連続の出演となる目黒は「ひとつの作品が25年続くというのは本当にすごい。どのような時代でも、愛と希望と勇気を持ち続けていれば、必ず夢は叶うんだという不変のテーマがあるから、ここまで続いてきたんじゃないかと思っております」と、同作が長く続いている秘訣を話した。

アニー同様にデビュー25周年を迎えた、アニー初出演の森口は「初めてアニーを見に行った時に、どう言葉にしたらいいのかわからない感動で、心震える涙を流した衝撃がいまでも忘れられません。なので、記念すべき年にこのような素晴らしい役をいただけたのは、神様からの大きなプレゼントだと感じています。アニーのテーマになっている“明日”という言葉は、自分の生き様の象徴なので、すでにグッときています」と感慨深く語った。

また、役作りについては「アニーをいじめる役なので、最初から(アニーと)距離を置いた方がいいのかなと思いながらスタンバイしていたのですが、2人がすでに懐いてきてくれて…(笑)」と、役と現実の違いでの戸惑いを見せた。

それに対し目黒は「稽古場では家族以上に長い時間一緒にいるので、距離を置くのは不可能に近いですよ!」と過去の経験をもとにアドバイスを。森口は「ん〜…憎たらしい2人でいてね(笑)!?」と中原と澤田に笑顔を向け、会場の笑いを誘った。