「二度とやりません」から20年! 岡村隆史が名物「オファーシリーズ」の裏事情を語る

2017/10/14 11:30 配信

バラエティー インタビュー

”めちゃイケ”に言われたら「やります」となるんです


困難な企画にもまずは挑んでみるという岡村の姿勢を信頼して、すべてを預けてくるスタッフへ苛立ちの感情を抱くこともあるが、番組への思いは強い。

岡村「“めちゃイケ”始まったのが26歳のときで。そんな若手だけで土曜8時務まるのかみたいな感じでしたけど、やっぱりめちゃイケに育ててもらったっていう思いは、たぶんめちゃイケメンバー全員あると思いますし。だから『やるんだ』って言われたら全員が『やります』って。僕だけじゃなくて加藤浩次とかもそうやと思いますけど。これがあったから今の自分らがあるって、たぶん思ってるやろうな。オファーシリーズなんかは逆に気持ちがいいんですけどね」。

本当に「二度とやりたくない」のは具志堅用高とのボクシング


具志堅用高とボクシング対決'04年7月


岡村が一周回って気持ちいいと感じるほどの無茶ブリ企画も、たくさんあった。例えば、年末年始の生放送中に、岡村が42.195kmのフルマラソンを走る挑戦(’99年12月31日~1月1日放送)での話。

岡村「計算して『1kmを7分のペースでいけば生本番でゴールできるよ』って言われたんですけど、『いや待ってください、信号待ちはどうなってるんですか?』って聞いたら『あ!そうか。信号待つんだ』ってなって『何個信号あるんすか、ここまで』、『いや、わかんない…』って。もう7分じゃ行かれへんやん。最後、技術さんとかも『間に合わないぞ!』って怒って。『わかってるよ、そんなん!(怒)』って(笑)」。

また、“27時間テレビ”内で、具志堅用高とボクシング対決(’04年7月25日放送)をしたのは、「もう二度とやりたくない」と振り返る。

岡村「総合演出が家に来ることなんか滅多にないんですけど、来て焼酎飲みながら、『倒れても倒れても起き上がる岡村隆史をみたい』って。『それ漫画やし、あしたのジョーやないねんから。そんなんできませんよ』って。僕27時間、下手したら30時間以上起きてる中でボクシングやって、ほんで具志堅用高のボディくらうわけですよ。パン!って当てられただけで息できないんですよ、本当に。ウッてなって。無茶苦茶なんですよね、今考えたら。やっぱり、ボクサーの人ってグローブ付けてリング上がるとなんかテンションあがるんでしょうね。すごい怖い顔やったんです、具志堅さんも。もうやりたくないですね!」