本日10月14日夜11:05から、三浦春馬主演ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系) の放送がスタート。三浦春馬が、童貞役を演じることでも話題の本作。三浦演じるエリート銀行員の英人は、性経験のない30代以上の男女が入学を命じられるオトナ高校に入学することに。ザテレビジョンWEBでは、“オトナ高校”スペシャル連載がスタート! 毎週土曜に、キャスト陣のインタビューや仲良しトーク、収録の裏側などたっぷりと紹介。第1回は、主演・三浦春馬のSPグラビア&インタビュー!
――間もなく1話の放送が始まりますね。
ひと足お先に1話を拝見させていただいたんですけど、もう最っ高の出来でした。ストーリー展開がとても小気味よいし、音楽は軽快かつファニーで、かわいらしいし。キャラクターたちの不器用さがいい意味で愛らしく見えるものになっていたと思います。英人と権田部長(高橋克実)の2人がオトナ高校で会ってからのモノローグシーンは、読み合わせの段階ではドッカンドッカン笑いが起きていたんです。だからきっと映像でも彼らの真面目な面白さがでて爆笑するシーンになっているのかなと思っていたんですけど、いざ見ると何だか僕、泣きそうになっちゃって(笑)。すごく切ないものになっていたんですよ! あ、こっちに振るんだ! と驚きました。ほかにも出ている僕ですら予想していなかった箇所がいくつもあって、監督さすがだなと。本当に面白かったです。
――春馬さんが演じる英人は女性から見ると何と言うか…。
腹が立ちますよね(笑)。英人は何事も学歴からスタートする人ですから。「君、名前何て言うの」じゃなく、「学校はどこ?」というところから人を測っていく。ただ話しているだけでも自分の知識量を振り撒き、全く気を遣えないし自分の自慢ばっかり…。それでオトナ高校のさくら(松井愛莉)先生からバッサリ斬られてしまって落ち込む、みたいな。英人は人と心を通わすということの面白みをあんまり感じてこなかった人間なんだと僕は捉えています。でもそんな彼も回を重ねるごとにオトナ高校で、そして周り人々の助言や生き様などを通して人のために自分の時間を割いていくこと、やがて本当の意味で寄り添うということを重要視していくようになるんじゃないかなと思っています。
――今作はかなりきわどいセリフがたくさん出てきますが、そこに抵抗などは?
いや、でも実は僕の役は「やらせてくれよ」ということなんかは言いますけど、「セックス」などのきわどいワードはあんまり言わないんですよ。逆にさくら先生や翔馬先生(竜星涼)などの先生側の方が引っきりなしにいろんな、あらゆる言葉を駆使して僕たちを掻き立ててくるので、基本的に受け身なんです。むしろ言われたあとのリアクションをどうするかを意識していますね。そしてそのリアクションをしているときに被ってくるモノローグのセリフにも実はかなりこだわっています。撮影とは別の日にスタジオの一室を借りて一気にモノローグ部分を録るんですが、そのときは英人の脳内=“ピンク英人”ということで、真っ白な衣装で挑みます。そしてプロジェクションマッピングのような要領で自分の体にモノローグ部分での重要なワードを映してもらいながら録るんですよ。そこでの僕はとにかく思いっきりコミカルに振り切ってやっていますね。
――それはすごい! 現場の雰囲気も楽しそうですね。
それはもう。常に笑いが絶えないし、時間を重ねるごとにどんどんお互いのコミュニケーションも円滑になってきていると思いますし。昨日は初めてキャストのみんなでお酒を飲みに行って、すごくいい時間を過ごさせていただきました。かなり本音トークが満載でしたよ。作品についてももちろんですし、自分のプライベートについてや、性についてなんかも(笑)。あんまり楽しくてすぐに酔っ払っちゃったんで、正直あんまり何を話したのかは覚えていないですけど(笑)。
――最近映像で見た俳優・三浦春馬さんの姿が大河ドラマでの井伊直親役だったので、その役との振り幅がすごそうだと今からかなりドキドキです(笑)。
そうなんですよ。この1年でスケコマシから童貞まで…(笑)。こんなにも大きな振り幅のある役を与えていただいてすごくうれしいし貴重な体験をしていると思います。すごくいい一年です。
――ちなみに三浦さんご自身の学生時代は、異性への興味はどのくらい?
興味ありましたよ、全然ありました! 僕も男ですから。でも友達と常にそういう話をするというよりは一人で妄想をふくらませる方だった気がします。…むっつりタイプ?(笑) 袋とじの雑誌などは「あ、お前見たな!」って言われたくないから何とかして切らずに中を見ようとしたり(笑)。
――女性と向き合ったときに、最初に目がいく部分は?
どこでしょう…でも普通にもちろん胸元を見ることはありますよ、男ですから!(笑) 興味がないとかそんなことは全くないので。やっぱり見てしまいますよね…(笑)。あと僕、足首のアキレス腱が好きでよく見ちゃいますね。ヒールを履いている方の、あの細いキュッとしたアキレス腱を見ると(低い声で)「あぁ、なるほど。いい腱をしているな」って思いますね。あはははっ!
――こういうことがフラットに聞けてしまうドラマってすごいですね(笑)。
そうですよね。なかなかこういう企画のものじゃないと仕事場で言えないですよね(笑)。ドラマの中には世の中の方々が意外と知り得ていない知識なども散りばめられていると思うので、「へ~そうなんだ、そんなことあるんだ」と軽い気持ちで勉強してもいただけると思います。あと女性に対する「この人ステキだな」「この人に触れてみたいな」といった世の中の男性が抱いているようなちょっとエッチな妄想なども英人が代弁しているので(笑)、「こいつバカだな~!」と思いながらこのドラマを毎週末、一週間の疲れを癒やすツールの一つにしていただけたらうれしいなと思っています。
トップバンクで将来を嘱望されるエリート行員・荒川英人(三浦)は突如、見知らぬ男・嘉数喜一郎(杉本哲太)からピンクの書状を渡される。日本ではこのたび、第二義務教育法案がまとまり、公的教育機関「オトナ高校」を設立。性経験のない30歳以上の男女を入学させ、本当のオトナにるための英才教育を受けさせることを決定したのだ。英人が手渡されたのは、まさにその入学召喚状。何を隠そう、英人はその容姿やスペックからは想像もできない“正真正銘の童貞”だった。「おいいいいい!何で俺が“童貞”だって知ってんだよ、国家ぁぁぁぁぁ!」と激しく動揺し、入学を断固拒否しようとする英人。だが、入学を拒否すれば逮捕、服役等の罰則があるという。
そこで英人は入学期日までに、オトナ高校の卒業条件である“童貞卒業”を達成しようと画策。だが、現実はあまりにも厳しい。そうこうしているうちに、とうとう入学の日がやって来た。そこには30代、40代はもちろん、英人の上司である50代の生徒・権田勘助(高橋克実)の姿も。自分のことは棚に上げ、英人は他の生徒らを見下しながら、授業を受け始めるのだが…。
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