――役作りで工夫しようと思っている点は?
目ですね。私、目ヂカラを出すのが苦手がなんです。周りから言われることも多いですし、自覚もあります(笑)。剣を使う場面では目の表情がポイントになってくると思うので研究します。
――内面からのアプローチは?
もっと、シエルのことを知ることができたらいいのかなと。表情を見ただけで気持ちが分かるぐらいに。心が読めるまでの関係になれたらいいなと思っています。
――エリザベスは「ミュージカル『黒執事』」で初めて登場するキャラクター。
そうなんです。私が初めてミュージカルで演じるので、漫画の世界のイメージを大切にしながら、自分なりのエリザベスを作っていきたいです。
――“百々子ちゃんなりのエリザベス”となると、どこがポイントに?
やっぱり天真らんまんで明るいところ。そこは、ちょっと自分に似ているかなって。ポイントとしてはもう一つ、面白さを…。
――おっ! さくら学院のステージでも披露しているお得意の“笑い”が加わるわけですね?
いや、全然得意じゃないですよ(笑)。でも、ちょっとクスッと笑えるところも出していけたら、私らしい個性が出るのかなと思っています。
――自分と違うと感じる点はありますか?
エリザベスの強いところ。私は自分の意見を言うことが苦手なので、強い意志や心を持っているエリザベスのことを尊敬しています。今回、役を通して少しでも自分自身も強くなれたらいいなと期待しています。
――エリザベスの衣装を着た感想は?
自分じゃないみたいでした。いつか、あんなすてきなドレスを着たいと思っていたので、すごくうれしかったです。漫画でエリザベスが着ていたものが、そのまま再現されていてびっくり。お母さんに早く自慢したいと思いました(笑)。
――さくら学院のメンバーにも見せたんですか?
はい! みんなの反応は「おぉ~!」って感じでした(笑)。ドレスは着慣れていないから動く時が大変なんです。女の子らしい所作を身につけないとダメですね。
――金髪姿はどうですか?
小学生の頃、お姉ちゃんとプリクラを撮りにいったんですよ。その時に、ペンで髪の色を金髪と茶色の間ぐらいにしたんですけど、それを見たお母さんから「あんた金髪似合わないね」って言われたことがショックで(笑)。
自分でも似合わないのかなと思っていました。エリザベスの金髪のウィッグは周りの方たちから「似合う!」と言われて、少し自信が付きました。ついつい鏡を見ちゃったりして(笑)、ちょっと新鮮な気持ち。ウィッグをつけてドレスを着ると、あらためてエリザベスを演じるんだという実感が湧いてきました。
――今は、ボイストレーニングや殺陣の練習を。
舞台ですから、声量は気にしないといけないですね。殺陣は初体験です。プラスチックでできている大きな剣を手に入れたので、家で練習をしています。筋トレとストレッチも重要。私、結構体が硬いんです。開脚が苦手ですし、前屈もかなりきつい(笑)。
体のキレを良くするために、しっかりと柔軟性を高める運動に励みたいと思います。
――そういえば、今回の舞台は全部で39公演らしいですね。体力に自信は?
さくら学院のレッスンで激しいダンスをしたりして、いつも汗をたくさんかいているので、転入したばかりの2年前よりは体力が付いてきたような気がします。
――公演中に気を付けようと思っていることは?
去年、舞台をやった時に喉のケアの大切さを学びました。はちみつを太らない程度に食べようかなと。それと、とんこつラーメンが喉にいいらしいんです。
――とんこつラーメン? それは初めて聞きました。福岡公演が楽しみですね。
食べる機会があったら、ぜひ!
――喉のケア以外で心掛けることは?
私、集中力を保つためには糖分が必要だという考えがあって。疲れていないのに疲れていると思い込んでお菓子を食べ過ぎちゃうんです。「秋桜学園」の時、むくんでしまったことがあったので、今回は気を付けようと思っています。でも、梅のお菓子は食べちゃうかな?(笑)
――梅好きとしては譲れないところですよね。梅は、甘いタイプと酸っぱいタイプ、どちらが好きなんですか?
これを言うと、同じ梅好きのゆづ(さくら学院メンバーの新谷ゆづみ)に怒られるんですけど…。私は甘い派です。でも、最近はしそ漬けされた梅がお気に入り。酸っぱいですけど、しそをごはんに乗せて食べるのが好き。今、ハマっています!
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