「スキー場の奥に消えていった…」堺雅人が壮絶体験を告白

2010/02/04 18:01 配信

映画 芸能一般

映画「ゴールデンスランバー」初日舞台あいさつ

映画「ゴールデンスランバー」が1月30日に公開初日を迎え、同日、主演の堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、濱田岳、貫地谷しほりと、中村義洋監督が都内で舞台あいさつを行った。

本作は、'08年の本屋大賞、山本周五郎賞を受賞した伊坂幸太郎原作の同名小説を映画化したサスペンス。首相暗殺犯に仕立て上げられた無実の男・青柳雅春(堺)の逃亡劇を描く。

劇中の展開にちなみ、信頼してひどい目に遭ったエピソードを聞かれた堺は「過去にスキーで滑るシーンがあったんです。僕はスキーを全然できなくて、助監督の方たちが止めてくれると言うので信頼していたら、受け損なわれてしまって、スキー場の奥に消えていきました」と壮絶な体験を告白。

青柳を追う刑事・佐々木一太郎役の香川は同じ質問に、「年を取ってくると、現場で芝居がどうこうってあまり言ってもらえなくなるんですね。主人公が罪を着せられ、僕が追い掛けるという映画で、監督が細かく芝居を付けてくれて、2日間徹夜で撮ったんですけど、この監督に会えてものすごく良かったって思いました。でも、映画を見たら顔が映ってない。この信頼はどうしたもんかと思いましたが、僕は大好きなカットです」と撮影現場を振り返った。

謎の男・キルオ役の濱田は「僕はこの映画でアクションを初めて体験しました。僕はワイヤーを信頼し過ぎていて、自分が頑張ることをさぼってしまって、いざバック転をやってみようとしたら、首から落ちてしまいました」と撮影中の痛い思い出を明かした。

青柳が救ったアイドル・凛香役の貫地谷は「劇中で青柳さんはエレベーターのボタンを親指で押すんです。今日、ここに来るエレベーターを待っている時に堺さんに“気合を入れるために同じように押しましょうよ”と言ったら、“そうだな!”って言ってくれたんですが、エレベーターに乗ったら、忘れられていました」と堺の素顔を暴露して観客の笑いを誘っていた。