崎山つばさ歌手デビュー! 劇中歌に起用も気づかれず「もっと気づいて!」 

2017/10/26 10:00 配信

音楽 インタビュー

次に進めるような曲


“崎山つばさが過ぎない”演出に一安心?撮影=広ミノル


──実際に「煉獄に笑う」の舞台で「月花夜」が流れてきたときはどういう気分でした?

「僕自身もいつ流れるのかなって思ってたんですけど、稽古のときに“ここで崎山つばさの1stシングルを流すから”って言われて。でもそこって僕が出ないシーンなんですよ。それが逆によくて(笑)。あからさまに僕が出るシーンで流れてきたら“崎山つばさが過ぎる”というか(笑)。自然に使ってもらいたいなと思っていたら、まさにそういう形で演出していただけて。本番の時は袖で(鈴木)拡樹くんを見ながら聴いていました」

──鈴木拡樹さんとは歌手デビューについてのお話はしました?

「その稽古のときにも拡樹くんがいたので、ちらっと話はしました。でも『CDちょうだい』って言われたくらいですかね(笑)。実は、共演者で僕がこの曲を歌っていると気づいた人は少なかったんですよ。“流すから”という説明のあった稽古の日にいた方はもちろん知っていましたけど、そのほかの方からは本番始まってしばらく経ってから“人づてに聞いて”みたいなことが多かったんです。僕も僕であえて言うことはなかったんですが、それにしても気づかれないので内心“もっと気づいて!”と思いながら稽古を終えたという(笑)」

──でも自分からは言わないと(笑)。

「言わないです(笑)。やっぱり違うんですかね。話す声とは」

──でも、お客さんは耳にした瞬間にすぐに気が付かれた方は多いんじゃないですか?

「そうですね。いろいろなところで僕の声を聴いてくださっていることもあるので、割とすんなり気が付かれた方が多くて、感想もいただけて新鮮でした。声は唯一無二のものだと思うので、それを良いと言っていただけるのはうれしいですね」

「声は唯一無二のもの。それを良いと言っていただけるのはうれしい」と撮影=広ミノル


──もうすでに様々な方が聴いているかと思いますが、改めてデビュー曲の『月花夜』について、どんな曲になっているのでしょうか。

「歌詞を読んでいただいても分かると思いますが、切ない曲になっています。でも、どこか前向きになれるような、次に進めるような曲なのかなと。もう(作詞作曲の)黒うさワールド全開の曲になってます! ずっと前から『千本桜』も聴いていたので、まさか自分の曲を書いてくれるとはと、とてもうれしかったですね。黒うささんとはまだお会いできてないんですが、いつか直接お礼が言いたいです」