ーー“白石あずき”は人気企画の一つですし、マスカッツの白石さんといえばこのキャラクターですよね。
初めてリハーサルをした時、ものすごい縁を感じたんですよ。というのも、この企画のテーマソングがドラマ「渡る世間は鬼ばかり」のオープニング曲だったんです。
実は私、母の影響であのドラマが大好きなんです。母は、私を水曜日に産んだんですけど、産んだ次の日に「どうしても家に帰りたい」って言ったらしくて。その理由が「家でゆっくり『渡鬼』が見たいから」って(笑)。
母は本当に翌日無理矢理帰ったらしいんですけど、そんな彼女のDNAを受け継いでいるので、母娘2代で「渡鬼」の大ファンなんです。
そんな母とは私がセクシー業界に入る時に反対されたことをきっかけに、ギクシャクするようになってしまったんですよね。仕事に対してその後理解はしてくれたんですけど、どこか違和感のある関係がずっと続いていて…。
そこでやっとあずきちゃんの話に繋がるのですが、テーマソングが「渡鬼」のオープニング曲になることを知った瞬間に、絶対に母に伝えなきゃって思ったんです。オンエアされたら、この企画を伝えようって。
そうしたら、母がたまたま白石あずき企画の初オンエアを見てくれていて、「あんた!」って言って連絡をくれたんです。母から歩み寄ってくれることってなかなか無かったので、すっごくうれしくて。
「かっぽう着も着て…あなたまるで泉ピン子みたいよ」って(笑)。本当に本当にうれしかったです。
ーーまさか母娘の感動エピソードがあったとは…!
「渡鬼」と縁があることをマッコイ(斉藤)さんに伝えてみたら、マッコイさんご自身も企画を思いついた時に、このテーマソングも一緒に、パッと降りてきたっておっしゃったんです。
だから、何か不思議な巡り合わせがあるのかも、と話しましたね。それから、母もマスカッツの活動をさらに応援してくれるようになりました。恵比寿リキッドルームでのライブも足を運んでくれて、母娘の距離が縮まった実感があります。
ーーマスカッツ連載23回目でこんなに感動するとは思いませんでした(号泣)。さて、冠バラエティー番組も開始から丸2年が経ちましたが、印象に残るエピソードはありますか?
初めて白石あずき企画に臨んだ時に、おぎやはぎさんが「白石上手いな」って言って下さったんです。うれしいし、自信になりました。
それと、MAXさんがスタジオに来て下さった回では、スーブー(小野美公)とゲッスー(吉澤友貴)と一緒にダンス対決をしたんですよ。その時もおぎやはぎさんが「白石上手い」っておっしゃってて…大人になってから褒められることってなかなか無いけど、やっぱり欲しいじゃないですか(笑)。
私に対してあまりダンスが得意な印象って無いと思うんですけど、実は人一倍踊ることが好きなんです。だから、一生懸命頑張っていたことを褒められて、続けていて良かったと思いましたし、もっともっと頑張ろうとも思える機会になりました。
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