10月20日にスタートした、玉森裕太主演の金曜ナイトドラマ「重要参考人探偵」(テレビ朝日系)が、23日発表の視聴熱ウィークリーランキング(対象期間=10月16日~22日)で2位を獲得した。
1位も同じく金曜放送のドラマ「コウノドリ」(TBS系)ではあるが、それは第2期であり、第2話という“貯金”もあったことを考えれば、スタート週の金曜ドラマとしてはロケットスタートといえそうだ。
視聴率こそ平均4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と深夜帯らしい数字だったものの、逆に考えるとその分いかに1人1人が濃密な“熱い思い”を持ってドラマを見ていたかがうかがえる結果となった。
同ドラマは、絹田村子の原作を玉森主演で初映像化。いつも死体の第一発見者となってしまう不幸体質の持ち主・弥木圭(玉森)が、モデル仲間で推理オタクの周防斎(小山慶一郎)、同じくモデル仲間で女好きで聞き上手のシモン藤馬(古川雄輝)、さらに元恋人で刑事の早乙女果林(新木優子)と共に事件の真相を追う、コメディー&本格ミステリーだ。
第1話で、圭はモデル仲間の斎、シモンと共に新作腕時計のレセプションパーティーに出席。そこでシャンデリアを使った殺人事件が発生し、圭らが推理を展開した。
リアルタイムツイートや、放送前から積極的にSNSに出演者のオフショットなどを掲載し、“バズる”要素は満載で、まさにSNSや独自調査を集計、今熱い番組・人物・コトバからテレビの流行に迫る新指標である「視聴熱」と相性抜群の本作。
連続ドラマ史上類を見ない(?)、主人公が事件の第一発見者、重要参考人になり、自ら探偵として事件を解決に導くドラマということで、ドラマも重苦しくなく、ツッコミどころも多い。金曜ナイトに肩ひじ張らずに見られるドラマとして、今後も放送日前後を中心に視聴熱ランキング上位に入ってきそうだ。
圭の決めぜりふ「犯人は俺じゃない」も含め、SNSなどの“ユーザーが育てるドラマ”として、視聴率だけでは判断できない盛り上がりに期待したい。
ちなみに、ドラマ好きのゴールデンボンバー・歌広場淳も自身のTwitterで、関東での第1話放送直後にイケメンモデルトリオにぞっこんの様子が伝わるツイートを投稿している。
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