山崎賢人を主演に迎え、累計発行部数400万部超の人気コミック「斉木楠雄のΨ難」の実写映画がいよいよ10月21日(土)より公開される。監督は、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズや映画「HK/変態仮面」を手掛け、コメディ映画に定評のある福田雄一氏。ギャグ映画で初主演を務めるという山崎にSPインタビューを敢行。
この作品のオファーが来たのは、いつの話ですか?
「2014年の『里見八犬伝』という舞台を福田さんが観に来て下さって。“こういう漫画があるんだけど、どうかな?”と。僕はずっと福田さんとご一緒したかったので、“やります!”と即答でしたね。舞台の前に撮っていた『水球ヤンキース』に出ていた僕を福田さんの奥さんが見て、“この子、いいじゃん”と。そういう感じらしいですよ、福田家は(笑)。それからいろんな作品に出て、2年後の撮影になったんですけど、このタイミングで良かったなと思っています」
なぜ、良かったと?
「今までの積み重ねをいい意味で使っている感じがして。この映画で『LDK』以来の壁ドンをしたり」
これまで出演してきた学園ものの作品が壮大な前振りになっているわけですか?
「前振り(笑)。集大成じゃないですか」
しかも、橋本環奈さんと共に、これまで見たことがない変顔に挑んでいますよね?
「環奈ちゃんに助けられましたね。黄金比と白銀比を持っている唯一の美少女が凄まじい心の声と表情のギャップを見せるじゃないですか。“さすが、1000年に一度の美少女”ですよ。『銀魂』で神楽をやってすぐの流れだったらしく、最初から飛ばしてくれました」
最初のシーンというのは?
「夏休みに、二人が土手で会って、斉木が照橋さんを無視するシーンと照橋さんの妄想に出て来る斉木を撮っていくのがクランクインでした」
いきなり振り切らないといけないシーンだったんですね。
「監督からの最初の演出が、“おっふ(この漫画特有の感嘆詞)”で。斉木が両手両足をバタつかせて“あわあわあわあわ〜、おっふ。照橋さ〜ん”と言うんですけど、福田さんがやってくれて。さすがだなあと。環奈ちゃんと福田さんのおかげで、僕のエンジンもかかった感じがします」
笑いの部分で自分からアイデアを出したシーンもあったんですか?
「志村けんさんのようにスイカを食べる、『志村食い』は、僕が現場でやりたいですと言いました。台本では照橋さんの心の声で“スイカを食べて、麦茶を飲んでるだけの夏休みなんだろう”と書いていただけなんですけどね。“福田さん、スイカは志村さんの食べ方でどうですか?”と言ったら、“いいねえ。俺もそう思ってたんだよ”と」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)