5月にプロダクション I.Gによって劇場アニメ化される「“文学少女”」。そのドラマCD「“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)」の発売記念イベントが1月24日、東京・池袋みらい館大明にて開催され、天野遠子役の花澤香菜と、ドラマCDに収録されているボーカル曲「マナ」を担当したeufoniusが登場した。
本作は、ファミ通文庫から刊行されている野村美月著のライトノベル。普通の男子高校生・井上心葉(声:入野自由)と、その先輩で物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”・天野遠子を中心とした、思春期真っ盛りの少年少女たちの日常や、心の葛藤(かっとう)を描いている。
会場は閉校になった学校の体育館で、観客は床に座っての鑑賞という、まるで学校の集会を思い出させるような“文学少女”らしい趣で行われた本イベント。舞台に登壇した花澤の「私が“文学少女”だー!」という掛け声でスタートし、まずは花澤がパーソナリティーを務める「ラジオ“文学少女”〜真夜中の文芸部〜」の公開収録が行われた。リスナーから寄せられるふつおた(普通のお便り)を紹介する“文学ポスト”というコーナーでは、公開収録ということでイベントに参加している観客からのお便りを紹介。また、さまざまな作品の一部を朗読する“真夜中の朗読会”というコーナーでは、ドラマCD原作『“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)』冒頭部分の朗読を真剣一発勝負で披露し、結果最後の2行でかんでしまうという、取り直しの利かない公開収録ならではのハプニング(?)を花澤自身も楽しみながら収録が行われた。
公開収録後は、ゲストとしてeufoniusが登場。「マナ」を熱唱し、その透き通るような美しい歌声で、観客を魅了した。また、eufoniusが「劇場版“文学少女”」の主題歌を担当するということが発表され、「“文学少女”の名に恥じないような、見終わった後に優しい気持ちになれるような曲にしたいです」と意気込みを語った。
最後に、花澤やeufoniusのサイン入りグッズが当たる抽選会で盛り上がった会場の様子を見て、花澤は「“文学少女”としては、まだ2回目のイベントなのに、もうみんなから“文学少女”っぽい雰囲気が漂っている!」とうれしそうな様子。「機会があれば、またみんなの前で朗読を披露したいです…かまないように!(笑)」とコメントし、イベントを締めくくった。
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