ヘッドフォンで聴く朗読会「表参道文學」の第三回公演が、11月4日(土)に東京・表参道のNOSE art garageで開催される。
このイベントでは、ダミーで作られた人形の耳の部分にマイクがセットされた“ダミーヘッドマイク”と呼ばれる特殊マイクを使用。そのマイクに向かって話し掛けるように朗読する語り手の声を、まるで耳元でささやかれているように堪能できる。
語り手は、アダルト業界の第一線で活躍するトップ男優の一人、大島丈。7月、9月に行われた公演では全公演完売の人気ぶりで、今回が第三回の開催となる。
過去の第一回公演では、「桜の樹の下には」(梶井基次郎)、「舞姫」(森鴎外)、「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)。第二回公演では、「よだかの星」(宮沢賢治)、「痴人の愛」(谷崎潤一郎)、「人妻いじめ」(森奈津子)などを披露した。
作品によって、時に淡々と、時に情熱的に語る大島の声に、そして客席を見つめる視線に、客席のファンは大興奮。初めて行く人も“ダミーヘッドマイク”を通して聴く朗読で本の世界観に没入して楽しめるだろう。
第三回の今回は、芥川龍之介「蜘蛛の糸」、永井荷風「濹東綺譚」のほか、官能小説やエッセイの朗読にも挑む。また、今回は初の試みで、イベント終了後には「表参道文學カフェ」として会場のスペースが解放される。“イケボ”朗読の余韻に浸りながら、表参道での夜をゆっくりと過ごしてみては?
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