ベテラン医師・大嶋二郎(長塚京三)は、警視庁犯罪被害者対策室の室長・柏木百合子(かたせ梨乃)から要請を受け、犯罪被害者の心のケアを担当してきた。
ある日、大嶋は百合子の依頼で、彼女の後輩であるフラワーデザイナー・窪田沙希(手塚理美)の自宅を訪ねた。沙希は6年前に離婚し、中学生の娘・亜矢(松風理咲)と暮らしているが、かつては明るく活発な性格だった亜矢が、1カ月ほど前から心を閉ざして悩んでいるという。大嶋が亜矢の部屋を見せてもらったところ、彼女の心の混乱を物語るかのように、教科書や洋服が散乱していた。
調べたところ、1カ月前、亜矢の友人・池内美雪(喜多乃愛)の母・伸枝(池麻衣子)の遺体が海岸で発見され、美雪も行方不明になっていたことが分かる。美雪の遺体は見つかっていないものの、警察は借金を苦に母娘が心中したものと考えていた。亜矢は、親友の突然の死に大きなショックを受け、ふさぎこんでいたのだ。
そんな中、大嶋は、美雪が行方不明になった直後、亜矢の元に彼女から“遺書”が届いていたことを知る。美雪が書いた遺書を見せてもらった大嶋は、文章の改行が不自然なことが気になる。
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