72時間の生放送という空前の長時間特番、そして自身初のSNSに挑む稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾。“新しい”舵を取った3人は、72時間でどのような“地図”を描くのだろうか。いよいよ今日に迫った放送への意気込みを、発売中の「月刊ザテレビジョン(12月号)」で語った。そのインタビューの一部を紹介。
――この番組でやってみたいことは?
「72時間もやらせていただけることにまず感謝したいです。未知の世界で想像がつかないんですけど。試行錯誤しながら足並み揃えて前に進んでいる最中です。今まで地上波でできなかったこと、ネットだからできることというのは確実にあると思うんですね。番組と同時に僕がブログ、香取くんがインスタ、草なぎくんがユーチューブをやるので、タイムラインとしてリアルに視聴者の方と対話しながら、新しい形のテレビをつくっていけたらと思います」
――3人で何か話されてますか?
「今までよりも密に打ち合わせはしてますね。僕らは心で通じ合ってるから、会話はそこまで必要ないかなと思って今までずっとやってきてはいたんですけど、今回は実のある言葉でディスカッションしながらやりたいと思っていて。しょっちゅう会ってますよ」
――「新しい地図」として新たなスタートを切った今のお気持ちは?
「みなさんからいただいた想いへの返信というか、映像にしてもメッセージにしても、僕らがまさに伝えたいことをまず最初に伝えることができたと思ってます。何よりフォロワー数とか、ジョインして応援してくださる方が予想以上に多いことが本当にうれしい。今までいろんな地図を描いてきましたけど、今はまっさら。一から描くことができるのが新鮮です。みんなで寄り添うことができたらいいなと思います」
――この番組でやってみたいことは?
「こうやって3人になって、今まで経験したことのない大きなことをやるのが楽しみですね。芸能生活30年?だから貫禄を見せたい。香取くんとか仕切ってる感じですごい打ち合わせしてて、『つよポンはその中で遊んでくれれば』みたいな雰囲気だけど、一番大事なのはライブ感。いざとなったら草なぎくんだよな!ってところを見せたいです」
――貫禄はどうやって出すんですか?
「ドンと構えて、腹を出してふん反り返る(笑)。僕がそうしてるときは、段取りを忘れてワケが分からなくなってる状況だなということ。僕自身がアナログ人間なので、同じアナログの方に、こっちに楽しいAbemaTVがあるよ!と伝える係だと思ってます。あ、あと(愛犬の)くるみも出るかもしれない。くるみがいると僕が面白くなるので」
――72時間の生放送、どう乗り切りますか?
「体力面はどう考えても無理なので、全部見せちゃおうと。ダメなところも包み隠さず。たぶん寝ちゃうと思う。夜10時には眠くなっちゃうので、マジでどっかで隠れて寝ようと思ってるから。3人でフォローし合って乗り切ります」
――稲垣さん&香取さんに期待することは?
「僕よりか2人はネットのことが分かってるので心配はないですよね。吾郎さんは文章がうまいからブログは適任。読みたいし楽しみだし、問題ないのがちょっとつまんないなって(笑)。慎吾もいろんな服とか好きだし、インスタやってる感じが見えるでしょ。やっぱ問題は俺だ。どうすんだ、ユーチューバー草なぎ! 今、ものすごく勉強中。でも今まで自分なりに培ってきた感覚があるんでね。構想はいろいろあります」
――この番組でやってみたいことは?
「眠ってるところをずっと普通に映してほしいです。『72時間起きてるんですか?』と毎日誰かしら言われるんですけど、全然寝るので。僕は結構テレビの中で生きてきたんで、3日間ずっと映っていても嫌だと思わずいられる。一番心配してるのは吾郎ちゃんですね。吾郎ちゃんがきれいに映るようにすることと、草なぎ剛の暴走を防ぐこと。そんな仕事ができたらと思ってます」
――先日、3人で食事をされたとか?
「草なぎが(愛犬の)くるみを連れてきまして。吾郎ちゃんが腕をカプッとかまれてました(笑)。“72時間”の話より痛い痛い!みたいな食事会でした」
――稲垣さん、草なぎさんの好きなところ、ホンネで教えていただけます?
「草なぎはここぞというときを逃さず、ヘンなんですけどスイッチが入るところは好きですね。僕は決めたらこれっていう感じはあるけど、最後のひと押しでいろいろ考えちゃうんです。そのとき『行こうぜ』みたいな一言を言う。その一言は大事だったりしますね。吾郎ちゃんは、ほぼこの状況でも連絡を取らない。そこが好きです。ここってタイミングは結構あったんですけど。食事会の帰り際『身長大きくなったね、吾郎ちゃん』『そんなわけないでしょ』『カッコよくなったね』『ああ、そう?』と言ってたけど喜んでました(笑)」
――「新しい地図」として新たなスタートを切った今のお気持ちは?
「まだまだ始まったばかりで。ゼロからのスタートと言って始まって、本当にゼロの気持ちなんですけど、一緒に何かやろう!と笑顔で迎えてくれる方が思っていた以上に多いので、応援してくれる方々も含めて、これから返していきたいと思ってます。僕の中ではウルトラマン大集合的な、優秀なとんでもない才能の人が勢揃いしてる感じ。シビれますね。夢のような現場です」
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