高野萌が触れる昭和スターの軌跡「自分を振り返るきっかけになっています」

2017/10/31 12:00 配信

バラエティー インタビュー

「あのスターにもう一度逢いたい」(BS11)に出演中の高野萌へインタビュー


――番組では司会の宮本さんと共演されていますが、宮本さんの印象はいかがですか?

“気遣いの人”という印象ですね。やはり亡くなった方についてお話を伺うという番組なので、ゲストの方も気持ちが動いて涙されることも多いんです。そんな時にスッと出せるように、宮本さんはポケットに新品の白いハンカチを1枚必ず入れているんです。

他にも、ゲストの方が現場に入られる直前も、よく「お茶をお入れしましょうか?」などと声を掛けられていてお話しをされたりしていますね。それをすごく自然にやっていらっしゃるので、素敵だなと思っています。そんな姿を拝見して、私も後から慌てて「お飲み物は?」なんて声を掛けたりもしています(笑)。

私もNHKでの勤務経験があるのですが、当時はまさか宮本さんとこうして仕事でご一緒できるとは思っていなくて。この現場でも「こういう言い回しの方がいいよ」とか「あそこは少し間を取った方がよかったよ」などいろいろと教えて下さるので、とてもありがたく思っています。

後は何より、このお仕事を楽しんでいらっしゃるのが印象的ですね。ちょっとした空き時間でもゲストの方と楽しげにお話しして、その流れのままスタジオに入られているので、人のお話しを聞くことが本当に好きなんだなと感じます。やはり仕事を楽しむということは、自分にとっても周りの方にとっても大事なことだと思うので、そういった意味でも宮本さんは最高のお手本です。

――では最後に番組の見どころなど、読者の方へメッセージをお願いします。

この番組ではゲストの方々が、“時間を経た今だから話せること”を初めて語っていただけることがあります。最近も田宮二郎さんを取り上げた際、長男の柴田光太郎さんが今まで世間にお話ししてこなかったことをスタジオで明かしてくださいました。それは宮本さんのお力だったり、スタッフの方々が番組をこの1年半真摯(しんし)に作ってきたからなのかなと思います。

当時を知っている方に懐かしんでいただくのと同時に、スターの方々のそういった新しい一面を知ることができる番組だと思います。見てくださる視聴者の方々に、この番組を通じて何かを感じていただければうれしいです。

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