10月27日(金)に、「全力!脱力タイムズ」(毎週金曜夜11:00-11:40、フジ系)が放送100回を迎える。
同番組は、世界各地の最新ニュースや日本の論点を、思わず脱力してしまうような切り口で解説していく”ニュースバラエティー”。あくまで報道番組という体裁でありながら、ゲスト・解説員らの突然始まるコントのようなやりとりが「じわじわくる面白さ」「ぶっ飛んでる」などと評判を呼び、番組ファンも多い。
そこで、メインキャスターを務める有田哲平に、印象に残っているエピソードなどを聞いた。
――100回を迎えての感想をお聞かせください。
100回ということで本当にありがたいのですが、実は放送95回の段階で「100回記念SP」をやっておりますので、僕の中ではとっくに終わっている感じがしています(笑)。
ただ、ご覧いただければわかるように、本当にろくでもない、何を一生懸命やっているか分からないような番組だと思います。それに、テレビでこんなにハチャメチャやれる番組もないと思いますので、最初(番組が)始まった頃は、すぐに上から怒られて終わるだろうという感じではございました(笑)。なので、色んな方々の協力のおかげで、まさかの100回を迎えられたと思っています。
――特に印象に残っているゲストの方はいらっしゃいますか?
「特にこの方」というのは本当にないです。というのも、ゲストとして来る芸人さんだけが、この番組が真剣に作った台本を知らないので、いらっしゃる方のキャラクターによって番組の色も変わるんです。
綾部(祐二)や伊達(みきお)ちゃん、小籔(千豊)さんのように、細かくツッコミを入れていく方もいれば、バカリズムなんかは番組の世界に入り込んで「変な報道番組に来ちゃったな」みたいな感じで表情を作っていました。あと、ホリケン(堀内健)みたいに戸惑いながら暴れ回る人もいましたね(笑)。本当に一人ひとり全部覚えています。
俳優・女優さんで言えば、「こんなことやらせていいの⁉」と思いながらも、ほとんどの方が「この番組好きなんで、言われた通りやります!」と言ってくださいます。前回(99回)の鈴木福君も、まったくのNG無しで「全部やります!」と言ってくれました(笑)。
それに、視聴者の方もこの番組の見方を分かっていらっしゃるので、「番組の中のおふざけなんだ」と理解してくれています。むしろ、そんな俳優・女優さんの姿に「かっこいい」とか「かわいい」という評価もあがっていてうれしいです。
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