「平常心、流れのまま」インタビューで振り返るKinKi Kidsが歩んだ20年【ザテレビジョン35周年特集】

2017/10/28 10:00 配信

芸能一般

KinKi Kids20年の軌跡をザテレビジョンのインタビュー記事で振り返る


CDデビュー10周年を迎えた‘07年には、アルファベット1文字を順番に、というタイトルの法則を初めて離れ、“10周年”“第2のデビュー”の意味を込めたアルバム「φ(ファイ)」をリリース。本来、φとは“何にも属さない”という意味。その真意について、’07年11月23日号のインタビューでこう語った。

剛「珍しい苗字の二人が縁あって今日まで一緒にやってきた。初の関西発ジャニーズ、そして初のデュオ。そんな異色な使命のようなものを、何かを感じてるKinKi Kidsというものを二人でこれからも作っていきたい。だから、11年目に向かう僕らを象徴する記号が『φ』なんですよ。11年目に向かう僕たちは、これまでと同じことだけをしているわけにはいへん」

光一「10周年っていうのは全然意識してないけど、まぁ、今回のアルバムはちょっと特別かな。あ、『J album』っていうタイトルのアルバムはないの?って思った人、次は元の流れに戻って『J』を出すつもりだから心配いらんよ(笑)」

“絆”“感謝”そして…“KinKi Kids”【‘11年11月18日号】


そんな流れでリリースしてきたアルバムが、ついに11番目、『K album』に到達。“K”といえば…KinKi Kids。このアルバムは松本隆、山下達郎、吉田拓郎、DREAMS COME TRUEらそれまでのKinKi Kidsの楽曲制作にかかわってきた作家陣が一同に会し2年をかけて制作された、特別なアルバムになった。そして、“K”にはほかの意味も。’ 11年11月18日号のインタビューではこう語った。

剛「今回の作品には、全体を通してこれまでの“絆”や“感謝”ってキーワードも込められている。ここに入ってる曲をステージで鳴らすときは、僕自身きっといろんな感情がこみあげてくるだろうなって思います」

光一「ただ、『K album』だからといって、これを集大成だとは僕は思わない。むしろ、ここからまた何かが始まるような気がしてる。だから、KinKi Kidsの新たなスタートの1枚だという気持ちなんです」

「愛ある21年目」に向かって――新たな挑戦【‘16年9月30日号】


そして今年20周年を迎えたKinKi Kids。昨年、20周年を目前に行った「N album」のアリーナツアーでは、KinKi Kidsが初めてコンサートを行った思い出の場所・日本武道館にも立った。「アリーナツアーに武道館があるといいな、と思ったのが実現した」という剛は、アリーナツアー、そして目前の20周年についてこんな思いを話してくれた。

「ボクは、お祝い事が近いからといって、何か特別なことをするのはくすぐったいんです。支えてくれる人に対する感謝の気持ちはいつもおんなじやから。だからボクは、ファンのみんなやスタッフさん、(吉田)拓郎さんとか(山下)達郎さんとか、支えてくれたみんなを主役にしてお祝いしたいし、キンキの生みの親であるジャニーさんをステージに上げて祝福したいくらい(笑)。涙を流して感動とかじゃなく、腹抱えて笑うみたいな時間を持ちつつ、楽しく過ごせたらええなと。そして愛ある21年目、22年目を想像できるための20年目を、いつもと同じように過ごしたいですね」

二人そろって、KinKi Kidsの歴史の新たな1ページが始まる。

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