11月17日(金)から19日(日)に東京国際フォーラムで上演される音楽劇「赤毛のアン」。ルーシー・モンゴメリの名作を劇場公演用の音楽劇に橋本真理子が書き下ろした同作では、11~20歳のアンの姿が描かれる。
今回は、昨年に引き続きアンの“腹心の友”であるダイアナの大人期を演じるAKB48チーム4・岩立沙穂(Wキャスト)にインタビュー。前回を振り返って今思うことや、2回目の大人ダイアナ役に臨む心境などを聞いた。
――2年続けての「赤毛のアン」出演ですが、まず、去年の舞台を振り返ってみていかがですか?
去年は私にとって初めての舞台で、AKB48の活動とは全く勝手が違ったので、分からないことだらけでした。周りの方は私にとても気を使ってくださったんですけど、私も周りの方々に気を使い過ぎてしまい、逆にそれであまりコミュニケーションが取れずにお稽古期間を過ごしてしまったので、ちょっとだけ後悔しています。そのぶん、本番で距離が近づけたかなとは思うんですけど、今年はお稽古からうまくコミュニケーションを取っていきたいです。
あと、去年のお稽古中はどうしたらいいのか分からないことが多過ぎて頼りない感じが出てしまっていたみたいなんですが、本番になったら「人が変わったね!」と共演した方に驚かれてしまいました(笑)。
――アイドルとして活動してきた慣れみたいものが出たんですかね?
そうですね。今までのAKB48での劇場公演などの活動があったからだと思うんですけど、本番の方が自信を持ってできた気がします(笑)。AKB48の活動がこうして違うところでも役に立つんだなと思いました。
――AKB48との勝手の違いというのは、具体的にどんなところで感じましたか?
全部が違いました。歌も発声方法が違いますし、ダンスもAKB48のダンスでペアダンスはあまりないので、本当に戸惑ってばかりでした。でも、お稽古中に不安だったことも含めて、ちゃんと本番はやり切れたので、昨年舞台に出たことは自信になりました。
――そうした昨年の経験の中で、普段のAKB48の活動に生きているなと思うことはありますか?
舞台は演出が突然変わったりして、そういうことにも対応できなければいけなかったので、臨機応変な対応ができるようになりました。去年の大人ダイアナ役は私が1人でやらせていただいたんですけど、主役のアンは5公演を4人で演じていたんです。キャストが変わると、人によって立ち位置や間が多少違ってくるので、それを合わせるのが大変でした。だから臨機応変な対応が身に付いたんだと思います(笑)。
――去年、見に来てくれたAKB48のメンバーはいましたか?
別の劇団の「赤毛のアン」でダイアナを演じた藤田奈那さんが見に来てくれました。同期の北澤早紀ちゃんも見に来てくれて、歌のうまい早紀ちゃんが歌を褒めてくれたのがうれしかったです。
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