映画「劇場版Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」のキャストからコメントが到着!

2010/02/11 17:13 配信

映画 アニメ

過激なバトル・シーンと、若き魔術師・士郎の過酷な試練が描かれた劇場用完全新作

TYPE-MOON原作のゲームをアニメ化した映画「劇場版Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」が全国公開中。'06年に放送されたTVアニメ版とは異なり、数ある「Fate」エピソード内でも特に過激なバトル・シーンと若き魔術師・衛宮士郎の過酷な試練が描かれた劇場用完全新作として製作された本作において、メーンキャストを務める杉山紀彰(衛宮士郎役)、植田佳奈(遠坂凛役)、川澄綾子(セイバー役)、諏訪部順一(アーチャー役)からコメントが届いた。

アニメ放送後もゲーム「Fate/unlimited codes」でのボイス収録など、長年にわたってそれぞれのキャラクターと向かい合ってきたという声優陣。念願の劇場版製作に際しても、植田は「キャラクター的には全然(役を)忘れないまま継続してやってきた感じはしますね。今までのテンションを保ちつつ、劇場版なりの絵に合わせた凛を演じられたと思います」と語り、その自信をうかがわせた。

一方、杉山は自身のキャラクターについて、「(今まで)ラブコメ的なシーンでの優柔不断な感じや朴念仁なところがクローズアップされていましたが、劇場版では戦闘シーンで熱く戦うだけではなく、自分の信念を語りながら戦うシーンがフィーチャーされています」と分析。さらに、「士郎の中に一本まっすぐ通った芯、正義の味方になるという強い思いをより強く感じることができたのはうれしかったです」と、その心境を振り返った。

正義を信じ、人助けのためには何の犠牲もいとわない士郎。ともすればただの夢想家にしか見えない彼の姿勢に、TVアニメ放送当初、女性キャストは、諏訪部いわく「超ブーイングでしたね(笑)」とのこと。しかし、諏訪部は「杉山さんの迫真の演技もあり、劇場版はやっぱり士郎が主人公なんだというカッコよさをあらためて感じました。士郎は理想を語る子なんですけれど、そこに説得力が伴わなければ“そんなきれい事を…”って反感を覚えてしまうものです。ですが、それを突き詰めて極めることができれば、逆にとてもまぶしく素晴らしいものと思えるようになるものです」と語る。本作で士郎はまさに熱き男の生きざまを体現していくのだ。

そして、そんな男の美学を川澄も「『Fate』って男性キャラがすごく格好よかったんだなってあらためて感じたりもして。女性も“キャーッ!”って言っちゃうんじゃないかというシーンもたくさんありますから、男女問わず見てもらいたいです」とアピール。激しい戦闘に交錯する男たちの思いが新たに紡ぎ出された「Fate」の魅力を、ぜひスクリーンの大迫力と共に体感してほしい。