歌い終えると「みなさんこんばんは、今日は2ndワンマンライブにお越しくださいまして本当にありがとうございます」と挨拶。
続けて、「このライブの後は、一つのイベントを残して休業に入ってしまいます…実は今日のライブは開催されない可能性もあったのですが、みるじぇねさん、ファンの皆さんの気持ちを受けて、ぜひ開催したいと思い実現しました。平日で、間に合ってない方もいらっしゃると思いますが、遠方からも来てくださった方がいると思うだけで、もう泣きそうだけど…泣かない! 頑張りますので最後までお付き合いよろしくお願いします」と率直な思いを語った。
気を取り直し曲紹介へ、「今日は新曲が4つあるのですが、次の曲はクラブで流れたら最高にカッコいい楽曲です!」との言葉通り、3曲目「GORILLA(DJ BAKU ver.)」をEDM曲調のメロディー、英語詞、パワフルなパフォーマンスで、今の沖田にしかできない“カッコよさ”を表現。
そこへ、沖田のオリジナル曲のいくつかを特別アレンジしたバンド演奏が続く。これまでの彼女の音楽活動を振り返るようで、美しい演奏が胸に響いた。
一度ステージを下り赤のドレス姿で再登場、4曲目「Alligator」では高音を美しく伸びやかに歌い切った。曲後に、「今歌った楽曲も新曲で、私が尊敬する女優さんの一人、卯水咲流ちゃんが作ってくれた曲です。ツンデレの女性がテーマで、好きだけど無視しちゃう…みたいな心情を表現しています。彼女はFuture House(フューチャーハウス)というジャンルが好きで、私の声質に合わせて作ってくれました。これは彼女の処女作だったのですが、処女作でここまで仕上げられるんだってすごくびっくりしました!」と解説。
さらに「もし私が復活して、お仕事することができるようになったら…ぜひまた咲流ちゃんと、最高の楽曲を作って、皆さんに聴いてもらいたいって夢が一つできました」と復帰後の目標を語った。
「なんか今日すごい真面目なこといっぱい言っちゃって、いつもギャグばっかりとばしてるのに…。前は『ビヨンセ沖田です、こんにちは~』とか言って出てきたのに(笑)。今日はあらたまっちゃって」と、ふざけないことを真面目に反省するところも沖田の魅力だ。
「2曲続けて、1個前のアルバムから、オシャレな曲とポップでかわいい曲も聴いてもらいたいと思います」と紹介したのは、自然と体が動くノリの良い5曲目「wanna stay with you」、6曲目「まぼろしMONSTER」。観客席から大きな手拍子が起こり、ステージと観客が一体となって盛り上がりを見せる。
曲終わりには、DJ BAKU、並木優、卯水咲流らによるメッセージ映像や、過去のライブ活動をまとめた映像が流れる。これには、10月発売の2ndシングルや今回のライブに込められた熱い思いや沖田の音楽愛の厚みを感じさせた。