――ここからは須藤りと役として声優に初挑戦されているアニメ「URAHARA」について伺います。放送が始まって約1カ月が経ちましたが、作品をご覧になっての感想や周囲の反響などはいかがですか?
自分としては、いつも不思議な感覚で見ていますね。ただ、家で視聴している時は「本当に声優として活動させてもらっているんだな」と改めて実感できるタイミングでもあるので、やはりうれしいです。
私の声優としての評価が気になって、エゴサーチもしています(笑)。ただ、ありがたいことに「キャラクターとなじんでいる」という声が多くて、それを見て自信に変えている感じです。
もちろん、それだけではなく意見も書かれているので、それは改善点につなげています。基本、配信や放送が終わったらすぐエゴサーチしています(笑)。
――視聴者の方の声も聞いてアフレコに臨まれているんですね。アフレコでは、こつをつかんだ点や、最初と比べての変化などはありますか?
声を出すことにだんだんと抵抗がなくなってきました。やはり最初はものすごく緊張していて、どこから声を出せばいいか全然つかめなかったです。ですので、自宅でボイスレコーダーを使って練習し、自分の出している声に慣れるようにしていました。やっとここ最近は、「こういう風に声を出すとりとになるんだな」というのをつかめてきました。
皆さんがすごく仲良くしてくださる本当に温かい現場なので、終わったら寂しくなりますね。毎週キャストのみなさんと集まるのが、まるで“学校の部活”のような感覚があって(笑)。
――また別の“部活”での活躍も期待しています!
そうですね! また機会を頂けるならぜひやりたいです。
――エンディングテーマの「KIRAMEKI☆ライフライン」についてもお伺いしますが、りとたちのポップでかわいい映像が付くことでまた違った魅力が出ているように感じます。
この曲は「かわいいんだけどかっこいい」という二重(ふたえ)に捉えられる楽曲で、「URAHARA」のエンディング映像ともそこがシンクロしていると思っています。映像自体はデフォルメチックでかわいいのですが、りととまりとことこの影がスクーパーズを追い詰めるシーンなど、かっこいいなと思う部分も含まれていて。楽曲の甘辛な部分が映像とマッチングしていて、「URAHARA」らしさと「KIRAMEKI☆ライフライン」らしさがミックスされている映像という感じがしました。
――春奈さんご自身のMVは、コマ撮りのような演出が用いられています。
私の歌っている映像自体は白バックで撮影しているのですが、後からその映像に小物を付け加えて別のカメラでコマ撮りしていくという方法で作られています。割とカオスなMVなのですが(笑)、撮影ではすごく演技力が問われましたね。
胸を撃たれて「なんじゃこりゃあ!?」と言うシーンだったり、物から逃げているシーンだったりを、何も無い白バックの状態で演じました。今までのMVはハウススタジオやいろいろな物がある状況で撮影することが多かったのですが、白ホリだと私の一挙一動がはっきりと映るので、プレッシャーや新しいドキドキ感がありました。
――5周年ライブや先日の「―“LUNARIUM”」ライブを終えての新たなスタートにふさわしい、挑戦が詰まった楽曲ですね。
声優として活動させていただくこともそうですし、「KIRAMEKI☆ライフライン」は今までの春奈るなの中には無かったような楽曲なので、そこから“新しい春奈るな”というものを皆さんにも感じていただければうれしいですし、またここから新しいスタートを切れればと思います。
――では最後に、改めてこの楽曲の魅力や聞きどころなどを、記事をご覧の皆様へお願いします。
「KIRAMEKI☆ライフライン」はポップとロックとジャズが混ざった新感覚の楽曲になっています。私もSakuさんと共作という形で歌詞を書いていて、すごく明るくて前向きな気持ちになれる曲に仕上がりました。「URAHARA」をイメージしながら聴くのもいいですし、元気になりたいときに聴くとハッピーな気持ちになれる楽曲だと思いますので、いろいろなシーンで聴いていただければうれしいです。
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