青山円形劇場にて2月12日(金)〜24日(水)に上演される舞台「NECK」が初日を迎え、出演の溝端淳平、鈴木浩介、森崎博之と演出兼出演の河原雅彦が公開舞台げいこと囲み会見を行った。
本作は三島由紀夫賞など数々の受賞歴をもつ作家・舞城王太郎原案を書き下ろしたもので、同名の映画と舞台が同一モチーフ、異なるストーリーで展開される。舞台は首から下が動けない状況で次々と登場人物たちに恐怖が襲いかかる弾丸トークサスペンス。また、映画は舞台同様、溝端主演で8月に公開される。
今回、本格的な舞台は初挑戦となる溝端は「(舞台初日は)ドラマや映画のクランクインとは違った緊張感がありますね。きょう、普通に笑えてないです」と緊張で顔をこわばらせた。その言葉を裏付けるように、会見前に行われた公開げいこでは溝端が小道具の携帯電話を忘れてしまうというハプニングも。そのことを森崎に指摘されると「完全に忘れていました。昨日から落ち着かなくて…なんだかフワフワしてるんです」と苦笑い。
森崎は「淳平は、けいこ中から我々を引っ張ってくれていたので、僕は彼のことをキャプテンだと思ってます。でもキャプテンが緊張しちゃうのはやめて欲しいですね。頼むよキャプテン!!」とゲキを飛ばした。それに対し河原は「僕は自分がキャプテンだと思ってたんですけどね。みんなが溝端くんを“キャプテンキャプテン”って…憤慨ですよ!」と演出家としてのプライドを見せる場面も。
演技の大半を地面から首だけを舞台上に出し演じるという特殊な状況について溝端は「動きがあるとその動きによって覚えたりとか、自然と(芝居に)乗れる感じがあるんですけど、(首から上だけだと)セリフのテンポとかニュアンスが少しでもずれちゃうと伝わり方がまったく違う話になってしまうんです。耳と頭を集中させておかないとぐちゃぐちゃになっちゃう舞台なので、ハラハラしながら演じてます」と苦労を語った。最後に溝端は「始めは主演として皆さんを引っ張っていけたらと思っていたんですけどなかなか難しくて。共演者の皆さんはベテランの俳優さん。年齢が20歳ぐらい違って、自分ができることってすごい限られてると思うので若さを出していければと思います」と意気込みを語った。
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