4月からチバテレビほかで放送開始予定のアニメ「裏切りは僕の名前を知っている」。そのアフレコ取材が都内のスタジオで行われ、桜井(祗王)夕月役の保志総一朗、ゼス(ルカ=クロスゼリア)役の櫻井孝宏、叢雨十瑚役の井上麻里奈、叢雨九十九役の福山潤、蓮城焔椎真役の小野大輔、碓氷愁生役の宮野真守、祗王天白役の子安武人、若宮奏多役の石田彰らが出席した。
本作は、コミック雑誌「月刊ASUKA」(角川書店)で連載されている小田切ほたる原作による人気コミックをアニメ化したもので、ファンからは「裏僕」の愛称で呼ばれている。養護施設で生活する天涯孤独な主人公・桜井夕月の前に突然現れた、どこか懐かしさを感じる美貌の青年・ゼス。ゼスは夕月に死を招く赤い月の夜“ワルプルキスの夜”には外に出てはならないと告げる。その後、夕月の周囲では不思議な事件が続き、千年以上も昔から幾度も転生し繰り広げられている戦いに巻き込まれていく。
自身が演じるキャラについて、保志は「夕月は、前世の記憶が無いのでルカたちの登場に戸惑い、どうしたらいいのか分からないまま物語に翻ろうされていく少年です」と紹介。さらに、「澄んだ声なのでアフレコの前日は飲まないようにしています」と明かすと、笑いが起こる一幕も。櫻井は夕月を前世から守っているルカを演じる上で、「一見ダークでクールなキャラクターなんですが、夕月に負けず劣らずすごく純粋でいちずです。夕月を大事に思っている、という意思がブレて見えないよう演じています」と意気込みを見せた。
夕月を守る役目を持つツヴァイルトは、2人1組の能力者という設定になっており、福山は「お姉ちゃんの十瑚と、2人でツヴァイルトをやっています。男女の姉弟なので攻撃系かなと思ったら防御の方でした。解縛という能力でデュラスを封じ込めます」と説明。また、井上は映像化を楽しみにしていたと喜び、「十瑚は能力的には攻撃専門です。弟の九十九が大好きでいつも九十九の傍にいます」ときずなの深さをアピールした。一方、戦闘シーンが魅力的と挙げた宮野からは「愁生は『ロックセプト』という結界を張る能力を持つツヴァイルトです。焔椎真といつも一緒に居て、すごく仲が良いです。2人の間には過去に何かあったらしいのですが…」など、今後の展開を期待させるコメントが飛び出した。小野は「静かで穏やかで美しい世界観ですが、人の熱がしっかり入った熱い展開もあります」と見どころを挙げた。
子安は「物語の設定上、天白はすべてを把握している設定なので、ある信念の元に動いているのが見えなくてはいけないと思っています」と演技へのこだわりを明かし、アニメの展開も気になるとコメント。また、「話が進んでいくうちに、あの優しかった奏多さんがっ!! と思ってもらえるよう頑張っています」とアフレコを振り返った石田は「アニメーションの“裏僕”、'10年春スタートという情報は皆さんを裏切らないと思いますので、楽しみに待っていてください」と放送を楽しみにしているファンにメッセージを送った。
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