弓道女子を熱演の池田エライザ「本来の私はとても男っぽい!」

2017/11/10 06:00 配信

映画

累計100万部を突破した加賀やっこの漫画「一礼して、キス」が、池田エライザ中尾暢樹によって映画化、11月11日(土)に公開される。

モデルとしてカリスマ的な人気を博し、現在ではドラマに映画と活躍の場を広げる池田が中学から弓道に取り組んできた高校3年生の岸本杏を演じ、弓道に夢中になる杏に恋をした後輩男子・三神曜太を「動物戦隊ジュウオウジャー」(2016年、テレビ朝日系)で主演を務めた中尾が演じる。

映画「一礼して、キス」で主演を務める池田エライザ


そんな注目が集まる池田に、役作りや演技について、今の思いを聞いた。

――主演に決まった時、どんな気持ちでしたか?

主演が決まったということよりも、古澤(健)監督率いる古澤組が好きなので、古澤組に参加できることがうれしかったです。プレッシャーというよりは、この作品を担っていくためにしっかりしようっていう気持ちが強くなりました。

――役作りはどんなふうにされましたか?

監督が私に託してくださったので、撮影現場では常に“杏ちゃん”でいようと思っていました。杏ちゃんは“普通の女の子”なのですが、それはそれで私の課題であって。普通ということの捉え方は人それぞれだし、「普通ってなんだろう?」となってしまうので、私は“まだ何も決め切れていない女の子”だと思って演じました。

あとは、男性が多い撮影現場だったので、杏ちゃんを巡る男性たちがすてきに見えたらいいなと思って、女の子のもろい部分とかが出るように意識しました。本来の私はとても男っぽいので、そういうふうに意識しないと、たくましく見えてしまうかなと思って(笑)。

徐々に杏ちゃんもたくましくなっていくんですけど、でも前半は小さく見せたいなと思っていたので。

あとはやはり弓道ですね! 弓道の稽古は、(指導の)先生が付きっきりで見てくださって。立ち方にしても、心得にしても一つ一つ意味があるので、そういうことも含めて密にご指導していただきました。

役作りについて「“まだ何も決め切れていない女の子”だと思って演じました」と明かす池田


――原作を読まれていかがでしたか?

杏ちゃんの恋愛観には全く共感できなくて、むしろ疑問に思うことも多かったです。私は迷って正しい判断ができなくなってしまうということがあまりないので、そういう部分で杏ちゃんは女の子らしいというか、一回一回立ち止まって悩むというのは、うらやましいとも思いましたね。でも杏ちゃんは三神君と出会って変わっていくので、そういう部分では私も中尾君に頼っていました。

――ちなみに杏ちゃんと似ている部分はありますか?

全然似てないです(笑)。

――ご自身の高校時代を振り返って、共感できる部分はありましたか?

私の高校時代は杏ちゃんのような“青春”ではなくて、雑誌を作ったり、衣装をスタイリングしたり、仕事をしていた記憶ですね。こんな高校生活いいなぁ、うらやましいなって思いながら演じていました。ただ、私は私のやりたいことをできたので、それが“私の青春”だったと思います。

――いろんな作品が同時進行で進むことも多いと思いますが、大変なことはありますか?

今やるべきことしか考えていないので、同時進行であっても役を引きずってしまうことはないし、どんな役でも楽しくやっていますね。

――撮影現場にはどんな気持ちで行かれますか?

どの現場でも監督に委ねています。現場で変えていく監督が多いので、その場その場で臨機応変に対応できるようにと思っています。

――演じるために日頃から何かされていることはありますか?

これは意識してということではないのですが、本を読んだり映画を見たりするのが好きで。本は小学生の頃から好きで、本を通して疑似体験できることが結果的にお芝居にもつながっているのかなって思います。

リラックス方法について語る池田


――リラックスするために何かしていることはありますか?

基本的にはどこに行っても変わらないので、人よりもストレスフリーにできていると思います。

毎日入浴剤を入れて湯船に漬かりますけど、でも女子っぽいこととか何もやってないんですよ(笑)。歩いてないなって思ったら歩くし、運動してないなって思ったらジム行くし、自問自答しながら自分に向き合っています。

――中尾さんと共演していかがでしたか?

おしゃれだし、好青年でした! その場にいるといい空気になる人でした。憎めない感じというか(笑)。弓道の練習もきつい中、粘って粘って一緒にやりました。

――撮影現場はどんな感じでしたか?

みんなが互いにのために動いてる感じで、真面目に一生懸命取り組んでいて本当にいいチームでした!

――作品の中で特に好きなせりふやシーンをお聞かせください。

全ては最後のシーンのためにあるんだと思っているので、最後のシーンです。ぜひ最後まで期待しててほしいです!

「お芝居と弓道にその時できる100%を懸けて挑みました」とアピールする池田


――最後に見どころをお聞かせください。

この作品を何のジャンルと思うかは、その方の境遇やその時の感情で変わってくると思うので、それぞれの思いで見ていただけたらと思います。

私たちは、お芝居と弓道にその時できる100%を懸けて挑みました! そしてイケメンもいっぱい出ているので、ぜひ見てください!

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