強制的に「オトナ高校」に通う生徒たちの表情とは裏腹に、オープニングでは笑顔でキレキレのダンスを見せる三浦が印象的だ。ミュージカル「キンキーブーツ」(2016年)でも、高い評価を受けた三浦がそのスキルを遺憾なく発揮しており、「リピートが止まらない!」とくぎ付けになったファンも続出。貴島Pは、「オトナ高校にイヤイヤ通っている英人たちだからこそ、オープニングではあえて、笑顔で楽しそうな様子を描きたかった。本編とのアンバランスさを作りたいと監督と相談して、周回遅れの青春を楽しんでいるイメージにしました」と狙いを語る。そして、「英人たちも、不本意ながら始まった学園生活を、いつしかこのオープニングのように、楽しめるようになっていければ」と秘めた思いもあるそうだが、果たしてそんな日はやってくるのか、今後の展開も気になるところだ。
今後の展開について、「年齢的には“大人”になったこじらせ男女が、人として成長していくさまをきちんと見せていきたい。ですが、裏テーマとして、『人はそう簡単には変わらない』ということも描きたいなと。年齢を重ねていくと、“変わること”がだんだん難しくなってくると思います。子どものときのように素直になれないことも増えてくる。でも、オトナ高校に出てくる人々は、みんな実はピュアでまっすぐな人たち。そんな彼らが1歩1歩、成長していきつつも、これまで積み重ねてきた30年強を簡単には変えることができない…そういう部分も含めて、リアルに描いていければ…と思っています」と語る貴島P。無事に英人たちは、真の“オトナ”になれるのか…。まだまだ悪戦苦闘することになるであろう彼らの成長ぶりに注目だ。
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