――ご自身はどのような写真が好きですか?
この作品では人物を撮影することが多かったのですが、僕個人としては、構図だったり色合いだったりが映えるアートな感じの写真が好きです。太陽がここにあったら、山がここにあって、川がここに流れていて、ワンポイントでここに赤い橋があってみたいな。インテリアとしても飾れそうな、きれいな絵画のような写真にひかれます。
――そういう写真は撮れたんですか?
東川町で真オレンジのきれいな夕日を撮りました。きれいに撮れていて、感動しました!
――本作の撮影前と撮影後では、写真に対する見方は変わりましたか?
SNSに載せる写真に対して、構図とか、色味とかにこだわるようになりました。いいことですが、悩み過ぎちゃって。“インスタ映え”とか気になりますね(笑)。
「写真甲子園」の審査員を務められた立木義浩先生が、「写真って氷山の一角に過ぎない。その下の海の中のものが見えてくると面白い」とおっしゃっています。その言葉を聞いて、なるほどと思いました。
――共演者は同年代の方が多かったと思いますが、現場の雰囲気はどうでしたか?
キャピキャピの高校生でしたね(笑)。僕、(年齢の割に)意外と落ち着いているって言われることが多くて、実年齢よりも上に見られることがよくあるんです。逆にこの方たちは絵に描いたような高校生でした。なので、そっと見守っている自分がいましたね(笑)。泊まり込みの撮影だったので、合宿みたいな感じでした。みんなで花火したり、大自然の中で遊んだり、青春を謳歌(おうか)していました。
――カメラについての話はしましたか?
お話しするというか、互いに撮り合っていました。片時もカメラから離れない感じで、映画の撮影が終わってもカメラで撮って、LINEで送り合っていましたね。“今日の写真”みたいな感じで。みんな4カ月間スキルを積み上げていたので、うまかったですね。
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