「おまえのいいとこ、ひとつめーっけ!」日本中の男子のハートをわしづかみにする、ビデオガール・アイの名ゼリフ。誰にこれを言われたら、一番キュンとくるだろう...。
『電影少女』の実写化。主人公の翔同様、この作品成功の最大のカギを握るのは、天野アイを誰が演じるか。桂原作を預かるものとしてヒロインは大前提、”超絶にキュート”でなければいけない。
プレッシャーに押しつぶされそうになりながら悩んでいた僕らは、主人公さながらテレビの前で目を閉じ「こんな時にこそ誰かになぐさめてほしい」と願った。
目を開けると...そこにいたのは、「おまえのいいとこ、ひとつめーっけ!」と微笑みかける西野七瀬だった...。
僕らはすぐにアイ役をオファーしていた。天野アイは壊れたデッキで再生された不良品のビデオガール。でも自分には何かが足りなくて不完全な存在であると己の事を知っているからこそ、人間のいいところを見つけ応援してくれる。だからアイはそんな性質を持つ女の子が演じるべきだと思っていた。
西野さんご本人にお会いした時、「私たちが東京ドームに立つなんて、畏れ多くてまだ信じられません」とすごく控えめに話す彼女からは、国民的アイドルとして満ち足りて見える反面、常にどこかで自分の不完全さを感じている印象を受けた。
さらに、彼女が持つはかなさと今にも壊れてしまいそうな繊細さ。だからこそファンは彼女の姿を見て支えてあげたくなるし、そんな西野さんからパワーをもらっているんじゃないだろうか。
彼女が演じてくれたら、作品の持つメッセージを誰よりもストレートに伝えられると僕らは確信しました。
人気絶頂のアイドルが3か月しか生きられないアイを演じる。
もしかしたら(一般論としての)”アイドル”という存在のはかなさは、ビデオガールが抱えるはかなさと重なるのかもしれないなと、このコメントを書いていてふと思いました。デビュー以来初めて髪をショートにし、並々ならぬ覚悟で役に臨む女優、西野七瀬が演じるアイちゃんの「おまえのいいとこ、ひとつめーっけ!」で世界中の男子が天野アイのガチ恋ファンになる日は近い。
ごく普通の高校生・弄内翔(野村周平)は、両親の離婚を機に、絵本作家の叔父・洋太の空き家で一人暮らしを始める。学校では同じクラスの美少女・奈々美に密かな恋心を抱いているが、奈々美は翔の親友・智章に好意を抱くという一方通行状態。
そんな折、翔は家でテープが入ったままの壊れたビデオデッキを発見。デッキを直し再生すると“ビデオガール・天野アイ”(西野七瀬)と名乗る女の子が画面から飛び出してきて...!?
ビデオガール・アイと翔の3か月に及ぶ奇妙な共同生活が始まる!
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