BSジャパンで放送中の「連続ドラマJ 浅田次郎『プリズンホテル』」(毎週土曜夜9:00-9:54)。原作は浅田次郎の同名小説で、田中直樹がオーナーも従業員も極道だらけの“任侠団体御用達ホテル”を任された、カタギの支配人・花沢一馬を演じる。今回、主演を務める田中にインタビューを敢行。今後の見どころや撮影裏話などを語ってもらった。
――BSジャパンの新ドラマ枠ということで、オファーを受けた際プレッシャーなどは感じましたか?
あまりプレッシャーは感じなかったかもしれないです。今回BSジャパンで、ゴールデンタイムでの連続ドラマは初めてだということで、緊張はしています。大事な一発目に自分を出していただくことになって、大丈夫かなって不安はあるんですけど。ゴールデンであろうが深夜や昼間であろうが、お芝居することに差はないので。それで臨み方が変わることはないので、いつも通りで現場に入れたらいいなと思っています。
――原作ファンもかなり多い作品だと思います。
実際に本を読んだことがあるんですが、読み終わってしまうと、もっと(ストーリーの続きを)読みたいなって思いました。登場人物みんな癖があって、ぐっと物語に引き込まれるので原作の力はすごいなって思います。
――オファー受けた際、「ヤクザ側かな?」と思ったりしませんでしたか?
最初思いました! やっぱり「プリズンホテル」ってそういうお話なので。でも支配人役と聞いて「ま、そりゃそうか」って(笑)。そっちのイメージは全くないのでね。
――ドラマ中盤を撮影中ということですが、ここまで花沢を演じていかがですか?
当たり前のことですが、花沢は支配人として、どんな人がお客さまであろうと、「精いっぱいおもてなしをしましょう」っていうプロ意識が本当にすごいんです。そこは、花沢という人柄をよく現しているなと思います。
――演じる上で意識した点はありますか?
特にないです。明確な花沢像があるので、実直に演じていけば、任侠の世界の人との差がつくのかなって。任侠とのずれが、演技の中でうまく生まれていけばいいのかなと。
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