田中直樹「プリズンホテル」裏話を語る!『本物のホテルスタッフに間違われました』

2017/11/15 05:00 配信

ドラマ インタビュー

プリズンホテルで主演を務める田中直樹(C)浅田次郎/集英社・BSジャパン


――ホテルのオーナーであり、ヤクザの親分を演じる柄本明さんの印象を教えてください。

柄本さんは、この場面でこんな動きをされるんだ、こんな言い方をされるんだというのが、すごく勉強になります。3年ほど前に1日だけ(別の作品で)ご一緒したんですけど、しっかり絡むのは今回が初めてです。

でも奥様や息子さんたちとご一緒させていただいていたので、なんやかんや柄本家にはお世話になっています。いつもたわいのない話をしてくださいます。僕が、志村けんさんと柄本さんのコント番組の大ファンなので、それについていろいろ質問攻めしています。

――撮影現場のエピソードがあれば教えてください。

実際に千葉の館山の営業中のホテルを利用させてもらっているので、従業員の方やお客さまなどたくさんの人にご協力いただいております。フロントでの撮影中に、実際にお客さんが来られて、支配人の格好をしていたので本物の(ホテルの)スタッフに普通に間違われましたね(笑)。

――ドラマにちなんで、実際に田中さん自身がホテルの支配人やオーナーとなるなら、どのようなホテルでしょうか?

僕、生き物が好きなので、生き物好きが集まるような、“サメの間”“クジラの間”“イボイノシシの間”とか…。動物にちなんだお部屋があるホテルでしょうか。プリズンホテルは刀やかぶとがいろんなところに装飾されているので、任侠とは正反対で生き物好きが喜ぶような、ほんわかしたホテルにしたいです。イボイノシシが、廊下を走り回っているのもいいですね(笑)。

――終盤に向け、注目ポイント交えて見どころをお願いします。

いろんな訳ありの人が来て、チェックインする時よりチェックアウトした時の方が、いい顔して帰っていくのがドラマ全体の魅力です。花沢は、最初(ホテルに)連れてこられてどうしたらいいのか分からず、仕事を辞めたくて仕方なかった支配人が、回を重ねていくごとに、あじさいホテルの支配人の顔になっていきます。このホテルの支配人とは、どのような支配人であればいいのかという在り方を花沢なりに考えていて、その変化の様子が見られていくのではと思います。

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