――お気に入りのシーンを教えてください。
ストーリーと音楽が交わる瞬間が、すごく好きです。まず、劇中のバンド・イノハリ(in NO hurry to shout;)のメンバーがスタジオでそろって演奏するところを、プロデューサーが見ているシーン。曲の中でメンバーの気持ちがどんどん盛り上がっていくのを、観客の方も見て取れるシーンだと思います。そして、モモが生中継で音楽番組が流れているのを見ているシーン。メロディーからも片思いの切なさが感じられて、グッときました。感動しましたね。
――志尊(淳)さん演じるユズとのセッションシーンも、大きな見どころです。
そうですね! 見ていただいた方に“セッションシーンが印象に残った”と言っていただけることも多いです。志尊くんはギター、僕はベースと、お互いに初めて触る楽器に挑戦していました。そんな中、その場で生まれたメロディーとして、いかにセッション感を出すかにこだわりました。緊張しながらも、志尊くんと“生っぽさ”を大事に演じたのを覚えています。
――青春のみずみずしさが詰まった映画となりました。小関さんにとって、「このとき、青春してた!」と感じる思い出はありますか?
今回のように、作品の中で“青春ってこういうものなんだ”と感じることが多いです。高校時代は、趣味に没頭する時間が多かったと思います。ダンスが好きで、ジャズダンス、バレエ、タップ、ブレイクダンスをやってみたり。音楽も大好きなので、ギター、ピアノ、ハーモニカ、サックスや、三線にチャレンジしたこともあります。食パンの食べ比べや、漬物をつけるなんていう趣味もあったり。
――すごい多趣味ですね!
最近は、役作りに励んでいるうちに趣味になることも多いです。木刀を毎日振ってみたり、足袋を履く生活をしてみたり…。趣味が自分を形成しているものだと思いますし、仕事にも活かせるので、色々なことにチャレンジしています。
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