11月15日深夜に放送されたバラエティー「イッテンモノ」(テレビ朝日系)で、カンニング竹山が約12年ぶりに漫才を披露した。
同番組は、千鳥、サンドウィッチマン、三四郎がMCを務め、話題のゲストを迎えてトークで近況や意外な経歴を調査。
トーク終了後、ゲストがその場でコンビに関係なく2人を指名し、トーク内容を基に即席ペアが制限時間10分でゲストのための“一点物”のオリジナル漫才を作成するというバラエティーだ。
今回は竹山がゲストMCとして出演。しかし登場するなり、竹山は「この番組は漫才師が出る番組でしょ? 俺、漫才師じゃないからね! 漫才は廃業してるから! やめているんですよ!」と漫才をやらない宣言をし、牽制する。
そんな竹山に、千鳥・ノブから「もし漫才をすると何年ぶりですか?」との質問が。これに、竹山は「テレビで漫才やるってなると12、3年ぶりかな」と答え、一同は騒然となった。
そこに、この秋もWOWOWの連ドラにレギュラー出演中で、ことしだけでドラマ・映画合わせて11本出演という売れっ子若手女優・飯豊まりえが登場。
「こういう番組は初めてなので、緊張します」と初々しく語る飯豊は、竹山が漫才していた12年前は小学校2年生だったそうで、竹山が漫才をしていた記憶はないという。
あらためて竹山のイメージを聞かれると、飯豊は「『水かけて!』っていう…」と、竹山が仲良しのアンタッチャブル・山崎弘也から霧吹きで水をかけられたときの印象を語るが、竹山は「誤解していますよ。『かけて!』って1回も言ったことない!」と否定した。
そしてオーダーメード漫才を作るため、飯豊のこれまでの芸能活動をリサーチすることになり、飯豊がモデルを始めたデビュー当時のことや、「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013-2014年、テレビ朝日系)の思い出などを明かした。
また、芸能界の交友関係の話になると、同じSTモデルの広瀬すずや、今春公開の映画「暗黒女子」でも共演した平祐奈の名を挙げた飯豊。「(広瀬とは)雑誌も一緒なので、モデルさんってグループで固まることが多いんですけど、私とすずはグループに属さないので…そういう感じです」と打ち明けた。
気になる男性芸能人については「遠藤憲一さん。すごく優しくしてくださって、待ち受けも遠藤さんなんです!」と意外な名を挙げると、一同は仰天。
続けて「そのために携帯を持ってきました! 1年以上ずっとこれなんです」と無邪気に笑い、遠藤の“雪女”姿の待ち受けを披露するも、あまりの衝撃に千鳥・大悟は「俺、この携帯拾っても届けんよ」とツッコんでいた。
そして、特技の「誰とでも仲良くなれる」というテクニックを実践すべく、人見知りの富澤たけしと指相撲をすることに。富澤はクールに振る舞うが、周りで見ていた大悟は「カワイイな! この距離でやられたらたまらん」とイチコロになっていた。
ひとしきりトークが終わり、飯豊が見たい漫才コンビとして小宮浩信と竹山を指名。トーク中「好きなタイプ」にもやや当てはまった小宮を選んだ理由は、「言葉のチョイスが面白いと思っていたこと」、そして竹山は「漫才を見たことがないので見てみたい!」ということだった。
そして、2人はトークで出てきたキーワードを基に制限時間10分で漫才を作成…のはずが、即席ペアで登場するなり「悪いけど、打ち合わせでやったことなんか一コもやらねーからな! やるわけねえだろバカヤロー! 何が一点物の漫才だよこんなモンよー! 関係ねえんだよ!」と小宮の制止を振り切り、全開のキレっぷり。
さらに、小宮が「飯豊さんの話をしましょうよ!」と“既定路線”に戻ろうとするも、竹山は「さっきトークで散々したろうがよ!」と聞く耳を持たず、「もう面倒くせーからおまえが喋れ!」と客席の飯豊にスタンドマイクを向けるなど、自由過ぎる漫才を見せつけた。
しまいにはなぜか指相撲ならぬ相撲を取ることになり、他のMC陣は「これは駄目!」「自由過ぎる」と言いながら「カンニング復活だな!」と絶賛した。初めて見る竹山の漫才に、飯豊は「本当面白かったです! キレキレでした」と笑顔を見せた。
また、SNSでも大きな反響があり「久々にカンニング竹山さんのキレ漫才を見た。面白いよね」「テレビ朝日のイッテンモノでカンニング竹山が漫才やってるのみて、色々と泣きそうになった」「イッテンモノのカンニング竹山最高だった!!!」「キレッ!キレッ!漫才」など深夜にもかかわらず、竹山の“キレ漫才”への賛辞であふれた。
なお、次週11月22日(水)はカリスマショップ店員・ひかぷぅがゲストで登場し、漫才コンビを指名。竹山も引き続き登場する。
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