現在放送中の“月9”ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(毎週月曜夜9:00-9:54フジ系)で、11月20日(月)放送の第5話から、渡辺いっけいがレギュラー出演する。
新人市議会議員・佐藤智子(篠原涼子)が、「目の前の人から幸せに」をモットーに、魑魅魍魎うごめく汚い政治の渦に立ち向かっていく同作は、市民が知る由もない市政の暗部へ…。公共事業にまつわる黒いうわさが広がり、智子は振り回され始める。
第5話から登場する渡辺は、市役所の福祉課長・富田恭一役。一見すると真面目一筋の職員のようだが、古田新太演じる市議会のドン・犬崎議員と通じる空気を漂わせている。良い人間なのか、悪い人間なのか、智子の進む道に大きな影響を与えかねない“影”のある役柄だ。
渡辺は富田という役柄について「最初は別の役だったらしいのですが、そのうち、脚本家さんが、『せっかくなら古田さんの下で、あごで使われる役の方が面白いのでは』と言われたと伝え聞いています。皆がそれに乗るのなら、それはそれで面白いのではと…(笑)。
(古田は)大学の後輩ですし、『劇団☆新感線』で一緒だったというつながりがありますので、2人が醸し出す、ちょっとしたやりづらさなどが出るのも面白いかもしれないなと」と明かした。
そんな直属の後輩・古田は、今作では絶対に逆らえない市議会のドン・犬崎を演じる。渡辺は「古田に『おい!』って言われるシーンとか、何とも言えない気持ちになりました。前室で、ソファにドカッと座っている古田のそばに、共演者が誰も近づいてこないんですよ。ドンの雰囲気が出過ぎているのではないでしょうか。本当に僕が先輩で良かったです、後輩なら地獄ですよ。古田もベテランと言われるようになったんだな~。
でもあいつは寂しいだろうなと思いますよ。前室などでも、本当は気さくに話しかけてほしいし、誰かと一緒にいたいタイプなんですよ(笑)」と渡辺だからこそ知る古田の意外な一面を明かした。
また、演じる上で「メガネをかけましょうって言われたのですが、僕が選んだのは鎖がついているメガネ。せりふがない代わりにメガネをかける動作をつけたり、上目使いで見たりして。いい人でもないし、悪い人でもない、最終的には“人間”が見えてくるように」と役作りのポイントを語った。
最後に渡辺は「第5話から後半に向けてドラマの雰囲気ががらっと変わりますが、今までの空気が好きだった人も見続けてほしいと思います。篠原さん演じる智子が、どう変わっていくか見てほしいですね。
智子のアップダウンもリアルですよ。夢物語、ただのシンデレラストーリーでないところも面白くなっていきます」と番組の見どころを語った。
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