アジアの歌姫・May'nが魅せる!“日本の美”で世界を魅了!【FANTASIA】

2017/12/05 09:00 配信

音楽

帝の登場でかぐや姫はとりこに?


ダンサーを引き連れながら、登場する帝(C)DSC


再びパフォーマーが競技用自転車・BMXを使ったショーや、ブレイクダンスでフリーズを披露し、第4幕が開幕する。続いて、ホイールを使い、体ごと回る柔軟なプレーをパフォーマンスすると、拍手が巻き起こる。

気付けば、辺りは小さい子どもから大人まで幅広い世代の観客でにぎわっていた。中には父親に肩車をし、元気よく踊り子に手を振る子どもの姿が。また、母親と仲良く手をつなぎ、母親が子どもに物語を説明している親子も。若者に交じりながら、そんな温かい家族の光景も見られた。

そこへ、幕には牛に何者かが引かれていくシルエットが映し出される。ダンサーを引き連れ、帝が登場すると、会場も大盛り上がりに。火の演出効果も取り入れ、一層観客の熱気はヒートアップ。

かぐや姫は初めて引かれそうになる男性を見つけるも、本心に逆らうかのように離れる。

引かれ合う帝とかぐや姫の心を表現!


帝とかぐや姫のデュオダンスを披露(C)DSC


バイオリンの音色が響き渡ると、今度はかぐや姫が白い衣装に着替えて登場する。帝が舞を披露する中、かぐや姫はまたもやその場を離れる。ステージには煙で雲のような演出が施され、どこかへ行こうとするかぐや姫を帝は食い止めようと、今度は誘惑するかのように穏やかな舞を魅せる。

情熱的にかぐや姫を止めようとする帝を振り払うも、帝は諦めない。次の瞬間、強引にでもかぐや姫を捉え、2人で共演したダンスで会場を虜にした。

周りのダンサーも男女交互でタッグを組み、一対になってダンスを披露する。チアリーディングのような組体操で、女性が次々と高く飛び跳ねるアクロバティックなパフォーマンスを披露し、観客はその高さとパワフルな演技に圧倒された様子で魅入っていた。

一度は帝と共演したものの、それでも帝を断り続けるかぐや姫。「月に帰らなきゃ」と言葉で発する代わりに、May'nは行動だけでかぐや姫の気持ちを見事に演じ上げる。

かぐや姫の演技もいよいよクライマックスに!


天女が布を使ったパフォーマンスで、幻想的な空間を創り上げる(C)RK


第6幕では、雰囲気が一変。かぐや姫を守るため、兵士が登場する。火の演出とともに、迷彩柄の服装でダンサーは旗を振りながらパフォーマンスを展開。

そこへ、月の使者をちらつかせる、宇宙服のような衣装を着たダンサーが登場。一気にホールを異次元の空間へと包み込むと、軍隊は突然倒れ込む。

次の瞬間、ミラーボールに光が当たり、無数の光を放つ。男女ふたりのダンサーが空を舞い始め、その流れるようなムーブは、見るものの目を飽きさせない。

かぐや姫が進み出でると、May'nはこの舞台のために書き下ろされた楽曲「Full Moon」を熱唱。歌い終わると、May'nに温かい拍手がささげられた。

間を置かずに、次々と女性のダンサーが宙吊りになり、舞を披露。天女のイメージをほうふつとさせる。一通りの演技が終わると、衣が空から降り、天女がかぐや姫に着衣させる。

幕には、たちまち月の絵が映し出され、かぐや姫は月へと飛び立ってゆく。May'nは圧巻のパフォーマンスで幕を閉じた。

May'nがイベントの感想を語る!


天女からの迎えに応じ、悲しそうに月へと帰るかぐや姫(C)RK


今回のイベントは、May'nにとって新しい挑戦となったという。May'nは、「私自身演じるという事が初めてでしたし、竹取物語という日本の伝統的な作品に参加でき、とても光栄でした。

作品の中ではアクロバットなダンスシーンもあり私にとっても大きなチャレンジをさせて頂きました。1日限りではもったいないくらい豪華なステージで楽しかったです。」と熱く語っていた。