川栄李奈「落とすなよ!」の“ふり”に「本当に駄目?」

2017/11/22 06:05 配信

映画

ピエール瀧川栄李奈が11月21日、日本語吹き替え版の声優を務める公開中の映画「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」の公開記念舞台あいさつに登壇した。

同作品は、「ティム・バートンのコープスブライド」「コララインとボタンの魔女」のスタジオライカが日本を舞台に描くストップモーションアニメ。ピエールはクワガタを、川栄は闇の姉妹2役を演じている。

公開記念舞台あいさつに登壇したピエール瀧と川栄李奈(写真左から)


ピエール瀧「光栄」


ライカ作品のファンだというピエールは、「ライカ組…とは言わないかもしれないけど、加えさせていただいて光栄。二つ返事で引き受けました」と出演を喜んだ。

この日は平日の昼間ということもあり、わずかに空席があったが、ピエールは「もうちょっとお客さんが入った方がいいですよね。仕事をさぼってでも来るべき。見たら紹介したくなる作品だし、『見ておかなくて大丈夫?』って広めてもらえれば」と自虐を織り交ぜながら、笑いを誘った。

川栄は、闇の姉妹をイメージした黒いドレスで登場。「このお話をいただいて、すごくうれしかったです。ホラー大好きです」と笑顔。ピエールの衣装についても「クワガタっぽいですね」と合わせようとしたが、ピエールから「虫ですからね」とツッコミを入れられた。

また、ピエールは「一週間で約3秒の映像を撮影」など、全編ストップモーションの作業工程を紹介。「とんでもない努力から生まれた。画面の奥に映っている人や物まで、全部に人の手と意思が入っている贅沢な作品」と絶賛した。

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さらに、クワガタ役を演じるにあたり「なるべくオリジナルのマシュー・マコノヒーの雰囲気を残し、日本語に変換できたらと思ってやりました。ただ、ハスキーな感じは出ないので、ノリを残してクワガタっぽさを自分の形に変換できないかなって思って演じました」と明かした。

一方、川栄は「声優さんをやらせていただく機会があまりなかったので、ひたすら練習しました。オリジナルのルーニー・マーラさんがすごくすてきで“ゾッ”としたので、それに近づけるように頑張りました。あと、せりふというよりも、戦う時の効果音(声の出し方)が難しくて、『ウッ!』とか10パターンぐらい録ったりしました」と、録音時を振り返った。