古川雄大が語る人気ミュージカル”黒執事”の魅力

2017/11/23 12:00 配信

2.5次元 インタビュー

漫画の魅力がそのまま描かれたミュージカル「黒執事」


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――WOWOWで放送されるということで、実際に舞台を見に行っていない方も見られると思いますが、「黒執事」の一番の魅力はどこだと思いますか?

この「黒執事」という作品はとてもシリアスな中に、コミカルな要素が入っていて、それが漫画で感じた僕の印象です。今日自分で見てそのコミカルとシリアスのテンポ感を舞台にもそのまま感じました。

その漫画の魅力がそのままステージで繰り広げられるというのが魅力だと思います。

あとは、物語が二転三転していきながら“人間の愚かさ”や“人間とは”という部分も描かれているストーリーも面白くて、魅力的だと思います。報われないお話で悲しいんですけど、報われないからこそ残るものや感じるものもきっとあると思います。

――今回、初めて全編通してご覧になったとのことですが、古川さんが特に引き込まれたシーンはどこでしたか?

サーカス団の登場はずるいですね(笑)。迫力があるし、サーカス団が登場するまでとはまた違うキャッチーな曲調で。チームサーカス団のシーンは魅力的で、特に引き込まれます、あれはかっこいい!(笑)

――12月31日(日)から新作公演「ミュージカル『黒執事』-Tango on the Campania-」が始まり、シエル・ファントムハイヴ役の内川蓮生さんも続投されますが、それも含め今の意気込みをお願いします。

前回お仕事したときは、内川くんは小学六年生だったんですけど、約3カ月一緒にお仕事をして僕自身すごく彼から得たものがありました。

前回から1年を経て、またどんな刺激を受けられるのかなと楽しみにしてます。あとは単純に「サーカス編」から「豪華客船編」に話が進んでいく喜びもあるし、待ち望んでくれているお客さんの期待に応えたいという楽しみもあります。期待を裏切らずに全うしたいです。

――最後に、視聴者の方と、年末見に来てくださる方に、黒執事の見どころをお願いします。

生身の人間が2次元を演じている「2.5次元」というものを楽しんでいただきたいです。漫画の魅力というものをとにかく再現しようとしているのが、2.5次元で、黒執事もその代表だと思っています。

WOWOWをご覧になる前に原作を知らない方は漠然と黒執事の世界を楽しんでいただきたいです。集中して見ていただけたら、きっと面白いと思ってもらえると思います。

そして今回劇場に足を運んでくださる方は、ぜひ放送で「黒執事」を見てから、来てほしいなと思います。見なくても楽しめるんですけど、いろいろな人物の関係性だったり、前のストーリーの伏線だったり、見るとより深い部分まで楽しめるので…ぜひ楽しんでください!