ことしで12回目を迎える「GQ MEN OF THE YEAR 2017」授賞式が都内で開催され、斎藤工、佐藤天彦、佐藤琢磨、野田洋次郎、長谷川博己、秋山竜次それに稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が登壇した。
俳優の他、映画監督としても活躍した斎藤には「アウトスタンディング・アチーブメント賞」が贈られた。
斎藤は「GQの“MEN OF THE YEAR”に憧れを抱き生きてきました。いつか呼ばれる日が来るのかなと思っていたんですけど、僕の場合は貯金残高を絶叫したり、コスプレをして歌を歌ったり…遠のいたかなと思ったんですけど。
そんなことし実は水面下では映画を作っていたり、ライフワークである移動映画館というものをアフリカや南米、日本では被災地など、表に出ない時間が長かったんですけど、そこをGQさんに評価していただいたことを心から光栄に思っております。
僕一人の力は本当に微力なんですが、数々の、心を合わせて共に物を作り、物を届ける作業をしてくださった方々のたまものだと思っております」と感謝の言葉を述べた。
この1年を振り返って「印象的だったのは、マダガスカルで映画上映をしたことですね。マダガスカルって映画館というか映画の文化自体がないので、子供たちが見るものが人生初めての映画、そこに立ち会って、しかも子供たちと一緒にワークショップの中で作品を一緒に作ったんですね。
カメラを向けたら踊りだす子がいたり、歌いだす子がいたり、シャイで緊張しちゃう子がいたり。彼らと映画を見たときの目の輝き、映画の魔法みたいなものに改めて立ち返れた1年だったなと思います」としみじみ斎藤は語った。
さらに来年の目標について斎藤は「来年は、自分が初めて長編を撮りました作品が公開されます。近年の映画の興行の仕方というのが、どうしても初日・2日目の動員に全てを注ぎ過ぎて意外と平日の昼間の劇場はガラガラだったり、なんかその不健康さを映画ファンとして感じていました。
なので自分の作品はとてもミニマムなんですが、ゆっくりと…高く上るとその角度でたぶん落ちてしまうと思うので、低空飛行でゆっくりじっくり映画を届ける作業にしっかり立ち会っていきたいと思います。
あとは、“新しい地図”さんからの映画のオファーを待ちたいと思っております!」と告白し、隣にいた香取が深々と頭を下げ、会場は盛り上がりを見せた。
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