「おじさんがこんなに熱っぽくなる場所」マキタスポーツが歌謡曲を語りまくる!

2017/12/01 19:30 配信

音楽

マキタスポーツ(右)とスージー鈴木の2人が歌謡曲を語りまくる

マキタスポーツがMCを務める「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜夜2:00-2:30、BS12 トゥエルビ)の年末特別企画の放送が決定した。

同番組はマキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木が1980年代の歌謡曲を毎回テーマに沿ってセレクトし、その曲にまつわるトークを展開する音楽番組。

年末特別企画では「輝く!日本カセットテープ大賞」(12月1日放送)、「カセットテープ紅白歌合戦」(12月8日放送)をテーマに選曲、その曲の持つ魅力や時代背景、自身の思い出などのトークを繰り広げる。

「おじさんがこんなに熱っぽくなる場所もね、そうそうないと思います」とマキタスポーツが話すように、この日の収録では二人の歌謡曲への愛が爆発した。

マキタスポーツは紹介する楽曲を毎回悩むと話し、「ただ好きというだけでも伝えきれるところはあるんですけど。この曲をこういうふうに伝えたらよりいい伝わり方するんじゃないかなっていうこととかを選別する」と選曲のポイントを明かした。

“なぜこの曲を選んだのか”は互いに収録まで明かされないようで、スージー鈴木は「面白いですよね。手の内がぱっと開けて。こうきたかっていうのはあります」と毎回新しい発見がある様子。

マキタスポーツも「僕は若いころはほとんど歌詞を聞けてないんです。あの歌詞のここがいいとかこのフレーズがいいとか、詞に関してはスージーさんに教えてもらうことの方が多い」と番組を通して学びがあったと語った。

また「例えばあの時代のユーミン(松任谷由実)はただ“おしゃれ”というバイアス(見方)に乗っかっちゃってたけど、この年になって改めて曲を聞いた時にめちゃめちゃ歌詞が心に響いてきたり…。

時代とかプロモーションとかに刷り込まれたその曲にあるストーリーを差し引いた上で聴いたらどうなんだろう、って。バイアスをかけずに、そういうものを全部はずした状態の視点から再評価するっていうのはわれわれの務めなんじゃないかと」と収録を終えて番組の方向性を再認識していた。

そして「来年20周年なんですけど、いみじくもこんな番組をできて…。僕のやり方としては音楽というものに笑いという角度をつけて伝えることによって、古いアーティストと新しいアーティストのつながっている面とかズレを提示したいなと。

だからこの番組が始まったことは、自分の中でまた原点みたいなものを築く機会になっています。1月にコットンクラブで『オトネタ』というライブをやりますが、『ザ・カセットテープ・ミュージック』を見てコットンクラブに来てください! そしたらより音楽の楽しさが伝わると思います」と自身の活動と番組をアピールした。

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