プロ野球のレギュラーシーズンを通じて、各リーグで最も劇的なサヨナラ打を放った選手に贈られる「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」。この賞にパ・リーグから埼玉西武ライオンズの栗山巧選手、セ・リーグから横浜DeNAベイスターズの宮崎敏郎選手が選ばれ、11月29日に都内で両選手の表彰式が行われた。
栗山の選出試合は、8月17日にメットライフドームで開催された埼玉西武ライオンズと楽天ゴールデンイーグルスの試合で、9回2死で放った代打サヨナラ3ラン本塁打だ。栗山にとっては通算7本目となるサヨナラ打となった。栗山は「9回2アウトからで、僕には回ってこないと思ったけど、来た来たと。集中していきました。プレッシャーはすごかったです」と振り返った。
また、宮崎選手の選出試合は、8月22日に横浜スタジアムで開催された横浜DeNAベイスターズと広島東洋カープとの試合で、プロ野球史上初となる三者連続本塁打でのサヨナラ勝ちという快挙となった。宮崎にとってはプロ入り初のサヨナラホームランだった。宮崎は「ここで決めないといけないなと。もし、ボテボテのサードゴロだったらどうしようと思いました。すごい声援の中で入っていって、初めて足が震えました」と振り返った。
表彰式後には、2018年より東京ヤクルトスワローズのヘッドコーチとなる宮本慎也氏をスペシャルゲストに迎え、両受賞選手とのトークショーが開催。MCは元プロ野球選手の鈴木健とスカパー!プロ野球PRアンバサダーの倉持明日香が務めた。
宮本は栗山に「いろいろとあったと思いますが、来年はレギュラーとして出れば優勝も近づくと思います。今年は出てなかったから2位だった」と激励すると、栗山も「来年はとにかく一打席を積み重ねてやっていきたいです」と豊富を語った。
また、宮本は宮崎に「社会人の時はあまり目立ってなかったよね。今年、こうなることは想像できていた?」と聞くと、宮崎は「全く想像してなかったです」と答えた。宮本は宮崎の独自のフォームに触れた後で「自分で相当考えて今のフォームを作ったんだろうなと」とその努力を称えた。
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