3月6日(土)から公開される映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」。映画公開に先駆け、本作に出演する戸田恵梨香に話しを聞いた。
本作は、'09-'10年にフジ系で放送されたドラマ「ライアーゲーム シーズン2」の続編。巨額の賞金獲得のためにプレーヤーたちがだまし合う「ライアーゲーム」に参加することになった平凡な女子大生・神崎直(戸田)が、天才詐欺師・秋山深一(松田翔太)の助けを借りて難題に挑んでいく物語。3回戦・密輸ゲームで終了したシーズン1、4回戦と準決勝を描いたシーズン2に続き、映画では50億円を懸けた決勝戦が描かれる。
―――いつごろ映画化の話を聞いたんですか。
実は、シーズン1の撮影中に聞いていたんです。以前から、美術担当の人と『ライアーゲームは映像の深さとかが映画向きだよね』って話をしていたので、映画化が正式に決まった時はうれしかったですね。
―――映画の撮影で難しかったことは?
映画の撮影をしてから、シーズン2の撮影だったんです。直の場合は、ゲームの知識や戦略での成長というより、人としての成長が描かれているので、わたしが演じる上でドラマと映画がちゃんとつながっているのか不安でした。でも、映画が完成し、すべて通して見てみても、直の成長の部分はきちんとつながっていたので安心しました。
―――シーズン1、シーズン2、映画やほかの撮影などもあり、ハードな日程だったと思いますが、大変でしたか?
撮影が重なることが多かったので大変でした。いつどのように、気持ちを切り替えていたのか正直分かりません。周りの方たちの支えがあったので切り替えられていたのだと思います。本当に過酷だったので、ダイエットしていないのに体重が3キロくらい減ったんですよ。
―――撮影現場ではどのように過ごしていましたか?
わたしは寝ていました。寝られないスケジュールで撮影していたので、寝る時間を探して眠ることが、幸せでした。
―――ほかの出演者の方は?
男性陣は、みんなでドラクエやってましたよ。“このボスはめちゃくちゃ強い”とか“また死んだ”とか話してましたよ。あと、翔太くんと、福永を演じた鈴木浩介さんはバイクが好きらしく、わたしに似合うバイクを妄想されてました。そんな話を聞いているだけでも楽しかったです。
―――ライアーゲームで直は成長していきましたが、戸田さん自身は、撮影を通して成長した部分はありますか?
直と一緒に成長というより、変化があったとは思います。自己主張ができるようになりました。今までは言われたことをそのままこなしていたんですが、それだと一方的な意見だけで作品ができてしまうって思ったんです。わたしからも意見を言って、スタッフや監督からも意見を言っていくことによって、みんなで1つの作品を作ることになるんだなって『ライアーゲーム』の収録を通して感じました。そういった部分では直の成長とリンクしていると思います
―――直の好きなところは?
直は感情を隠さず素直に喜ぶところが好きです。人って弱いところは見せないようにするじゃないですか。直はそういうところがないんですよね。みんなが1つになったときにいっぱい喜ぶとか、そういったところが好きですし、わたしもそうなりたいです。
―――秋山のような男性はどう思いますか?
心理的なことや、哲学的なことばっかり考えているじゃないですか。こういうことを言うと秋山を演じた翔太くんに怒られてしまいそうですが、秋山に関しては、たまに相談したりするくらいの関係がいいです。
―――今後、直と秋山は恋愛関係になるんですか?
ならないと思いますよ。ただ、この2人はお互いが刺激し合っているので、パートナーとしてはベストだと思います。
―――ライアーゲームという作品の魅力は?
全部です。舞台役者の方や、モデルの方がたくさん出演しているんです。多方面の役者さんがそろい、それぞれ違う発想があって、表現がぶつかり合って、面白い作品になりました。だから福永は、あんなぶっ飛んだ役になったんですよ。楽しんでもらえる映画だと思います。
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