1月クールのドラマ「トドメの接吻」(日本テレビ系)にもメーンキャストとして出演が決まるなど、大きな注目を集める若手俳優・佐野勇斗が、映画「羊と鋼の森」(18年6月公開)に出演することが明らかになった。
映画「羊と鋼の森」は、「火花」や「君の膵臓をたべたい」などの話題作を抑えて2016年本屋大賞第1位を獲得した宮下奈都氏の人気小説が原作。北海道の田舎で育った高校生の外村直樹(山崎賢人)が、調律師の板鳥宗一郎(三浦友和)の調律したピアノの音に出会い、調律師になることを決意。専門学校に通ったのち、板鳥のいる楽器店で働き始める。外村は、自分に調律の才能があるのか悩みながらもピアノを介して多くの人と出会い、自分の求める音を追い求めていく――というストーリー。映画「orange-オレンジ-」(2016年)でも山崎とタッグを組んだ橋本光二郎氏がメガホンを取る。
佐野が演じるのは、そんな外村直樹の弟・雅樹。直樹とは対照的に明るく誰からも愛されやすいキャラクターで、直樹の目からは常に自分より優れ、村や家族からも受け入れられている存在に映っている。しかし、雅樹本人は兄をうらやましく思っていて…という二面性のある役どころを担う。佐野は、連続ドラマ初レギュラー作となった‘16年10月期のドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)で主人公の主婦・高野亜紀(菅野美穂)の一家の長男・和樹を演じ、そのルックスと、心優しいがどこか闇を抱えたキャラクターで一躍注目を浴びた。また、公開中の映画「ミックス。」では卓球オタクの引きこもり高校生を演じるなど、幅のある役どころをこなし、今最も勢いのある若手俳優の一人だ。
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