――今回のシングルは派生ユニットとは違う東京パフォーマンスドール名義としては、初の選抜メンバーによる楽曲になりますね。
高嶋:全員で歌う曲とはフォーメーションも違ってくるし、MVも見せ方がいつもと違うので、そこが一番難しかったです。
浜崎:ソロパートが増えた…というか、ソロパートしかないくらいの曲なので、一人一人の歌声を今まで以上に聞いてもらえるなって思います。MV撮影のときは「人数少なっ!」って思ったのが一番の印象でしたけど(笑)。
橘:移動の車もいつもだったら(人数が多くて)席パンパンだったのが、今回は余裕がありました(笑)。
――少人数で活動してみて、新たに気付いたメンバーの一面はありますか?
高嶋:少し前に名古屋の対バンイベントにこの曲のメンバーだけで出演して、いつも9人全員で歌っている他の曲もやったんですよ。そのときは人数の少なさを実感しました。いつもの倍くらいエネルギーが必要になる。大人数って強みだったんだなって、あらためて気付きました。
――MVも皆さんのナチュラルな魅力がたっぷり出ていますね。
浜崎:今回は初めて女性の監督さんだったんですよ。今の世代の流行も取り込んで、女性目線で撮ってもらえたなと思います。
橘:メークもマスカラをピンクにしたり、いろいろこだわっていて。セットもかわいかったし、小物を使ったMV撮影も初めてでしたね。
高嶋:犬やウサギの縫いぐるみだったり、スノードームだったり。自分たちがかわいいなと思っていたことができてうれしかったです。
――さて、いよいよ2017年も終わりに近づいていますが、アルバムやミニアルバムのリリース、中野サンプラザでのコンサートといろいろあった1年を振り返って、印象に残っていることはありますか?
橘:私は髪を染めたのが一番ですね。髪の色が明るくなると、気持ちもアガります。
――それは何色と言ったらいいんですか?
橘:何色なんでしょうね。私もよく分かってないんですけど、不思議な色です(笑)。
浜崎:ミルクティーアッシュ? ブリーチが落ちた、みたいな色?
橘:それは言い方ちょっと違うから(笑)。
浜崎:私は夏に菜七ちゃんと一緒に出させていただいた舞台音楽劇「魔都夜曲」ですね。
夏ってアイドルフェスが多い時期でもあるし、ミニアルバム「Summer Glitter」のリリースイベント期間でもあったので、並行するのが大変でしたけど、自分にとって新しい扉を開いていただけました。
TPDの活動も頑張るけど、もう1つの道として舞台もやっていきたいなと思えるようになった夏でしたね。
高嶋:私もあの舞台は大きかったですね。2人がTPDのリハーサルやライブイベントに出られないこともあったんですけど、他のメンバーそれぞれが率先してセットリストやMCについて意見を出し合うようになって、たくましくなっていったんですよ。
舞台の魅力を知ることができた一方で、グループの成長に触れてあらためてTPDが好きになったっていう、2つのことを得られました。
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