──葵わかなさんとの共演は、いかがですか?
葵さんは、本当にかわいいんです。京都の薬種問屋のお嬢さんをかわいく演じられるって、とっても素敵だと思います。出演者のひとりとして共演させていただいていますが、その役柄を飛び越えるくらいかわいいと思えるのは、“朝ドラ”のヒロインとしての理想形だと思います。
葵さんがメークしている最中に、鏡越しにあいさつしたことがあるのですが、わざわざこちらを振り返って目をしっかり見てお話ししてくださって。随所に出るお育ちの良さが、現場の雰囲気を良くしていると思います。
──では、万丈目とは古くからの知り合いという設定の藤吉役・松坂桃李さんはいかがですか?
藤吉と万丈目は年齢が離れた友人なんですが、その2人の雰囲気を松坂さんがすぐ作ってくださったので、戸惑うことなく「ボン!」と親しみを込めて呼ぶことができました。共演シーンは、わくわくするんですよ。
藤吉から万丈目に対しての言葉遣いは、敬語を使ったり、「やったるわ」「がんばりや」とお兄さんぶった喋り方をしたりと、わりと不安定なんです。けれど、松坂さんがひょうひょうと演じてニコッとしてくれるだけで、こちらもお兄さん気取りになれたり、“ボンはやっぱりええとこのボンやな”と思えたりするから、すごいですよね。あと、お芝居中、チラチラと藤吉さんと目線が合うのがすごく楽しいです(笑)。
──最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。
“笑ってください”という意味の「わろてんか」っていう言葉は、すごくいいなと思っています。僕も芸人として、たくさんの先輩方から教えていただいた思いです。物語の面白さはもちろんですが、一話でも多く見ていただいて、時代を経ても変わらない「わろてんか」という気持ちを、皆さんに持っていただけたらと思います。
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