CS放送の映画専門チャンネル・ムービープラスで放送中の「この映画が観たい」。各界の著名人が、自身の人生に影響を与えた映画を熱く語るオリジナル番組。2018年1月放送回にSKE48・高柳明音が登場し、映画への思いを語る。
彼女がセレクトした映画は「ソウ」「千と千尋の神隠し」「スープ 生まれ変わりの物語」「ブルー 初めての空へ」「湯を沸かすほどの熱い愛」の5作品。最初に紹介したのは意外にもホラー映画の「ソウ」。「SKE48のミュージックビデオの撮影があって、その内容がダークな内容だったんです。メンバーの一人が自分の心を病ませようと『ソウ』を観始めて、私も観たらハマってしまいました。基本的に怖いのは好きじゃなかったのですが、自分の心を強くしてくれた映画です。もしこんな映画への出演オファーがきたら出たいです(笑)」と打ち明けた。また、その他の映画に関する内容は番組を見てほしい。
映画を観るのが好きだという高柳。「ただ、観た後に誰かに話すことがあまりなくて。自分で観て楽しかったとか、みんなはどう思ったのかなってネットで検索するぐらい。人に伝える趣旨で映画について語ったのは初めてです。自分の人生と重なるところがあったそれぞれの映画のことを紹介するうちに、自分の中で新しい何かが生まれているなとか、学んだものがあるなって再確認することができました」と、この番組の出演がいい刺激になったよう。
その作品選びには悩んだと言う。「最初はアニメが好きなのでアニメで固めようか、それとも全部違うジャンルにしようかと。悩むうちにとりあえずぱっと浮かんだ作品を挙げていくと、けっこうジャンルごとにいい映画がそろったかなって。意外と親子関係を描いた作品が多かったかな。それと生と死。自分の中に思い出として残っているのが“生きる”とかそういうテーマの作品なのかなって感じました」と、その選択理由には彼女の経験が反映されている。
その中でも「スープ 生まれ変わりの物語」は特別な映画。「自分が初めてこれを観たいと思ったのが『スープ~』でした。自分が見つけたという意味でこの映画がお気に入り。映画に限らず人とかぶるのが嫌いなんです。もちろん、みんながいいっていう作品も観たいなって思うんですけど、自分だけが見つけたとか自分にとっていいタイミングで作品に出会えた時って、なんか勝った気になります(笑)。自分だから出会えたものを大切にしていけたらいいなって思います」と、人生観も披露した。
いろいろなものにも挑戦したいという高柳は、写真を撮るのも好きだと言う。「千と千尋の神隠し」に登場する建物のモデルとなった場所にも行って写真を撮りたいとか。「自分の撮った写真をファンの皆さんに届けられたらいいなっていう気持ちと、飼っている鳥をきれいに残しておきたいなって気持ちがあって写真を始めました。メンバーの写真を撮るのも楽しいし、それをみんなに贈って喜んでもらえるのもうれしい。人の役に立ってるって感じがすごくうれしくて(笑)。被写体はメンバーが多いですね。そして鳥。ちょっとずつ写真のお仕事も増えてきました」と、着実に写真の腕も上げている。
「今まで観た映画について紹介することがあまりなかったので、いい機会になりました。人とあまり気持ちを共有したがらない高柳ですが(笑)、今回はぜひ観てほしい作品を選びました。自分がこういう気持ちで変わったよっていう映画も紹介させていただいたので、皆さんも自分の気持ちにあった映画を観て時間があれば握手会だったり、ツイッターとかでもいいので、私に『映画観たよ』『こうだったよ』って教えてくれたらうれしいなって思います」と、ファンにメッセージをおくった。
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