ドリカムも大絶賛した東京ゲゲゲイのアルバム「再生パッション」の3つの楽しみ方

2017/12/10 15:00 配信

芸能一般

東京ゲゲゲイ/再生パッション

ダンスアーティストグループの東京ゲゲゲイが、12月10日に第二弾アルバム「再生パッション」を配信リリース。東京ゲゲゲイらしさもありつつ、いい意味で期待を裏切るようなアルバムを3つの楽しみ方に分けてレビュー!

ダンスパフォーマンスを想像する楽しさ


「再生パッション」に収録されている楽曲は、来年の1月13日から開催される単独公演"東京ゲゲゲイ歌劇団 Vol ll"でも披露される。

東京ゲゲゲイのダンスはキレと独特の世界観に注目されがちであるが、実は彼らの表情や踊りから出る表現力も見る者のハートを掴む魅力のひとつ。アルバムに収録された楽曲は、それぞれ違った世界観やサウンドを持っているので、楽曲がどうやってダンスパフォーマンスに肉付けされていくのかをイメージして楽しんでほしい。

ダンスと切り離して音楽単体としても聴き込める楽曲


ダンスを考えずに音楽単体で聴けるアルバムなのも今作の特徴のひとつ。街を歩いている時、バーで深酒している時、引きこもりたい時、踊りたい時など、ポップス調からダークな曲まで、幅広い楽曲がリスナーそれぞれのシチューエーションに合うアルバムになっている。歌唱面も注目で、MIKEYだけでなく女性メンバーのボーカルもかなり聴きごたえあるので注目してほしい。特に「Yes or No」のサビラスト部分は必聴だ。

人間デトックスの効果を持つ、牧宗孝の歌詞


アルバム全曲の作詞は牧宗孝が担当。彼の生み出す歌詞は闇を愛しつつ光に憧れるといったマインドを感じるのだが、これは人間誰しも持つものではないだろうか。表に出さないだけで、心の奥では何かしら闇を抱えている。本当は誰かに知ってもらいたい。そんな人間心理を牧宗孝の歌詞は代弁してくれているようだ。特に、東京ゲゲゲイの人気MV「さよならダーリン」のアンサーソングで、失恋から前向きになるまでを歌ったバラードソング「ありがとうダーリン」は、別れた恋人を忘れられずに今でも辛いけど、素敵な思い出をありがとうと歌っている。

恋愛に異性も同性も関係ない。誰もが経験することを、牧宗孝の言葉で寄り添ってくれる。東京ゲゲゲイが多くのファンに支持されるのは、こういう気持ちの発散をさせてくれるアートパフォーマンスがあるからではないのだろうか。