伊藤淳史、遠藤憲一、寺尾聰が有罪率99.9%の壁に挑む!

2017/12/12 09:00 配信

ドラマ

痴漢冤罪の立証をテーマにした異色の警察小説を完全ドラマ化(C)テレビ朝日

伊藤淳史遠藤憲一寺尾聰出演の痴漢冤罪(えんざい)をテーマにしたスペシャルドラマ「白日の鴉」(鴉=からす)が、2018年1月11日(木)夜8時からテレビ朝日系で放送されることが分かった。

自ら関わった事件に疑念を抱いた新人巡査・新田真人(伊藤)は、老弁護士・五味陣介(寺尾)と共に、塀の中から無実を訴える冤罪被害者のサラリーマン・友永孝(遠藤)を救うべく、有罪率99.9%の壁に挑む、というストーリーが展開する。

原作は、2015年に発表された福澤徹三による同名小説(光文社刊)。福澤の小説は2014年に「東京難民」が映画化、2016年に「侠飯~おとこめし~」(テレビ東京系)が連続ドラマ化されたが、スペシャルドラマとして映像化されたのは今回の「白日の鴉(からす)」が初めてとなる。

あらすじ


製薬会社のMR(メディカル・リプレゼンタティブ、医薬情報担当者)・友永孝(遠藤憲一)は、ある日突然、見知らぬ男女から電車内での痴漢の疑いをかけられる。

友永は大事な接待の約束があり、その場を逃げ去ろうとするが、駆け付けた交番勤務の新田真人(伊藤淳史)が抵抗する友永を逮捕。新人巡査の新田は初めての手柄を挙げる。

警察署に連行された友永は、終始無実を訴える。しかしその言葉に耳を貸す者はなく、容疑否認のまま送検、起訴されることになる。

後日、新田巡査は痴漢被害者の女子大学生と目撃証言者の男が、バーで一緒にいるところを目撃する。2人には半年以上前から面識があるらしく、新田は痴漢行為そのものが本当にあったのか疑念を抱く。

先輩警察官には、有罪か無罪かを決めるのは裁判所だと諭されるが、疑いを捨てることができない新田は、警察から目の敵にされている老練な弁護士・五味陣介(寺尾聰)に協力を求め、事件の真相に迫っていく。

そもそも、友永に痴漢冤罪を仕組んだのは誰なのか? そして、その目的とは?

闇に葬られた殺人事件も絡み、舞台は留置場から拘置所、そして法廷へ。3人は、想像以上に深い事件の闇へ引きずり込まれていく。