オリジナルビデオアニメーション「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の第1話「ユニコーンの日」のプレミアレビューが、2月20日から全国5大都市で上映スタート。それを記念して同日、バナージ・リンクス役の内山昂輝、オードリー・バーン役の藤村歩、古橋一浩監督、小説版原作・ストーリーの福井晴敏氏、音楽の澤野弘之氏が都内で舞台あいさつを行った。また、主題歌「流星のナミダ」を歌う栗山千明がサプライズゲストとして登場した。
本作は、大人気シリーズ「機動戦士ガンダム」の最新作として大きな話題を呼んでいる作品。ガンダムシリーズ開始当初からのライバルのキャラクター、アムロ・レイとシャア・アズナブルの最後の戦いを描いた映画「―逆襲のシャア」('88年)の3年後を舞台としていることにも注目が集まっている。“その後”の物語をファンが切望していたにもかかわらず、現在まで描かれることがなかったストーリーであることも、同作の見どころの1つになっている。
主人公・バナージを演じる内山は「(ユニコーンが)初期のガンダムの流れだと知った時は、本当に大変なことになったと感じ、緊張してたんですけど、アフレコ現場では無我夢中でやるだけでした」と語り、オードリー役・藤村も「この舞台あいさつにも長い行列ができていることを知り、あらためてガンダムという作品の魅力を再確認しました。オードリーの人を引き付ける力を演じきりたい」と話すなど、それぞれ「ガンダム」という作品にかかわることへの責任感と、意気込みを語った。
また、小説版原作者でストーリーを担当する福井氏は、2人について、「センスを感じましたね。まさにニュータイプ声優でした」とガンダム用語で絶賛。さらに、古橋監督は「全編通して“父と子のきずな”を語っています。さまざまなつながりを、丹念にていねいに描きたいです」と意気込みを語り、音楽を手掛ける澤野氏も「学生時代、ガンダムを見ながら自分ならこんな曲にするなって、勝手に想像してたこともあるぐらいやりたかった」と物語への熱い思いを明かした。
サプライズゲストの栗山には、CDデビューを祝い、ユニコーン座の星に“CHiAKi KURiYAMA”と名前を付けるというプレゼントが。オーストラリアのスプリングブルック天文台公認の星登録証明書が、古橋監督から手渡され、栗山は「こんな形でガンダムにかかわることができて、本当に驚いているし、うれしいです。こんなことまでしてもらって…ありがとうございます」と喜びを語った。
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