2017年2月末、ピン芸人のNo.1を決める「R-1ぐらんぷり2017」で優勝し、一躍ブレーク芸人の仲間入りを果たしたアキラ100%。お盆で股間を隠すという裸芸が話題となり、優勝後はテレビへの露出も急増! 2017年のお笑い界に大きな爪痕を残した彼に、仕事やプライベートでの劇的な変化や2018年の野望を語ってもらった。
――まずは単刀直入に、2017年はどんな1年でしたか?
アキラ100%:「R-1ぐらんぷり2017」で優勝させていただいてからはもう何もかもがガラッと変わりました。2015年と2016年の年末の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)にも出させていただいて、特に2016年の放送後はTwitterのフォロワー数もバッと増えたんですけど、実はお仕事的にはそこまで変わらなくて。もちろん、あの原田龍二さんが僕のネタをやってくださって、アキラ100%という名前が格段に浸透したのは本当にありがたかったんですけどね。だから僕的には、ホップ・ステップ・ジャンプじゃないですけど、ガキの使いに出させていただいて…という流れがあってのR-1優勝だったのかなって。いきなりR-1に裸で出ていっても、知らない人は誰?って感じだっただろうし、そういう意味では2年かけて草の根運動してきたのがついに実ったといいますか。
――“ガキ使”でたくさん人に知ってもらった下地があったからこその優勝だったと。
アキラ100%:そうだと思います。しかも僕ってインパクト系のネタだから、たとえば来年もまたR-1に出場できたとしても衝撃はだいぶ減ると思うんです。そういう意味では最初で最後のチャンスだったのかなとも思うし、優勝できてラッキーでしたね。
――具体的に2016年の2017年の数字の比較はいかがですか? お仕事の本数とか年収とか…(笑)。
アキラ100%:R-1優勝後、テレビは100本以上出させていただきまして。2016年はネタ番組を中心に10~20本だったので、まさに雲泥の差ですね。お給料は、多いときで全然稼げてないときの100倍くらいになりました。営業の数もグンと増えて、今は子供や家族連れからの反応もめちゃめちゃいいのでやりやすいです!
――アキラさんのネタは子供が好きそうですよね(笑)。
アキラ100%:出ていくと「わー来たー!」って感じで、くるっと回ってお尻が見えるとものすごい笑ってくれます(笑)。子供からすると、裸で何かやってるって行為自体が面白いみたいですね。
――あはははは。ところでアキラさんは2015年に結婚されていますが、R-1優勝後、奥様の反応はいかがですか?
アキラ100%:「優勝して本当によかったね」ってまずは言ってもらえたのがうれしかったです。ずっとアルバイトで生活をまかなってたんですけど、2017年はお笑いの方でもお給料をもらえるようになって、僕的にも心のゆとりができました。あとは義理のお父さんとお母さんもすごい喜んでくれて、そういう意味では結婚して初めて心の底から笑えたといいますか。
――今まではどこか引け目を感じていた?
アキラ100%:めっちゃ感じてましたね。僕、結婚するとき、芸人よりスポーツクラブのインストラクターのほうをさも本職みたいに言って許しをもらったんです(笑)。アルバイトだって言わずに。だからずっと後ろめたかったし、向こうのご両親もずっと不安だったと思うんです。今はもう、電話を代らわれても気が楽ですね(笑)。
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