12月29日(金)、八代亜紀に約半年間密着したドキュメンタリー番組「素顔の八代亜紀(仮)」(夜8:00-9:55、BSフジ)が放送される。
演歌歌手として「舟唄」や「恋の慕情」など多数のヒット曲を持つ他、ジャズやブルースなども歌い上げる八代。近年では音楽フェスへの精力的に参加し、活動の幅を広げている。さらに、画家としてフランス最古の画壇「ル・サロン展」にて5年連続入選し永久会員となるなど、マルチな才能を見せている。
番組では、八代がジャズアルバムの制作に取り組む様子や、ことし10月に行われた34年ぶりとなるロサンゼルス公演の模様、舞台裏を紹介。今回、八代にインタビューを行い、自身の活動に対する哲学、さらには地元・熊本の復興に対する思いを聞いた。
――今回、八代さんにとって34年ぶりになる、ご自身2度目のロサンゼルス公演が実現しました。オファーがあった時の感想を教えてください。
日本語を勉強する学生のための奨学金基金が開催するコンサートで、2年前からオファーがあったんですけど、スケジュール的に時間が合わなくて、やっと今回、行けることになったんです。私は日本が大好きで、日本を応援するためならいろんなことをしたいと思っていますので、「(コンサートを)やらなきゃ。手伝わなきゃいけないな!」と。
――実際にコンサートをされていかがでしたか?
「イェーイ」や「OK」など、私はそういったパフォーマンスが多いようで、それがアメリカ的だったらしくて、主催者の方から「今回は英語をたくさん使っていただいてありがとうございます」と言われたんです(笑)。
(観客には)若い方も多くて、私が「おんな港町」を歌ったら、20~30代の若い方たちも「イェーイ」と言ってくれてビックリしました(笑)。一方で泣いている方もいましたから、私もその姿を見て感動しましたね。日本への思いを感じました。
――34年前のロサンゼルス公演に来た方が、今回のコンサートにも来場したそうですね。
そうなんですよ! メキシコから来たという方で、その方の車のナンバープレートが「YASHIRO」でビックリしました(笑)。
コンサートの後に、奨学金で学校に行けた方や、卒業することができたという高校生や大学生にもお会いして、私に「アリガト、アリガト、アリガト!」と言ってくれました。
――八代さんは今回のロサンゼルス公演以外にも、モンゴルやブラジルでも公演もされていますよね?
私はその土地に行った時、“郷に入りては郷に従え”みたいなところがあるので、モンゴルへ行ってもブラジルへ行っても、あるいはニューヨークのライブハウスでも、その場所のノリになっちゃうみたい(笑)。
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